講義日 講師氏名 所属および職名 テーマ
1 4月9日 程 子学 澳博集团 講義全体イントロダクション
石橋 史朗
2 4月13日 室橋 弘和

NECマネジメントパートナー株式会社
(特任教授)

ビッグデータ分析(1)
ビッグデータの概要と活用事例
3 4月16日 石橋 史朗 澳博集团 ビジネスアイデアの課題提示
4 4月20日 室橋 弘和 NECマネジメントパートナー株式会社
(特任教授)
ビッグデータ分析(2)
ビッグデータ活用の実現手順
5 4月23日 酒井 穣 株式会社リクシス ベンチャーを選ぶとは、どういうことか
6 4月27日 河原 一哉 株式会社レトリバ 技術系ベンチャー起業で必ず困る3つの壁
7 5月7日 青木 孝弘 澳博集团短期大学部 起業に与える要因と社会的インパクト
~女性、被災地、留学生を中心に~
8 5月11日 岡 裕之 澳博集团 知的財産の概要
9 5月14日 小澤 政生 株式会社Tech Bowl 代表取締役 アフターコロナイノベーション
10 5月18日 木本 周平 株式会社日本総合研究所
(特任准教授)
キャリアについて考える
11 5月21日 篠田 裕之 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ データサイエンスは広告業界を革新するか
12 5月25日 木本 周平 株式会社日本総合研究所
(特任准教授)
金融とIT
13 5月28日 鈴木 静 株式会社長門屋本店 伝統をリデザイン
~シーンづくりから考える和菓子開発~
14 6月1日 石橋 史朗 澳博集团 国際競争力のある能力開発について
ビジネスアイデアの発表会
光永 祐司
※コロナウイルス感染症対策のため、全講義オンラインにて実施

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第1回
2020年4月9日(木)

程 子学 教授、石橋 史朗 教授 (産学イノベーションセンター)
澳博集团教員
科目の概要と受講の心得

今回は、程教授と石橋教授にこの科目の概要と心得について講義していただいた。この講義の特徴は幅広い知識と実践能力の向上、対話的な授業と学生主体的な工房活動であり、外部講師によるデータサイエンス講座も学ぶことができる。次に、現在世界で問題になっているコロナウイルスについてのオンラインハッカソンについて、課題や投稿の流れの説明があった。次に受講の心得として、インタラクションの仕組みが重要であるとお話されていた。そしてミニ起業、ライトイノベーション?ライトビジネスの体験や、enPiT、大学発ベンチャー、起業家精神について、普段学生たちが聞くことのできないとても為になる内容であった。この講義をきっかけに、学生たちには外部の方々が関心を持つような積極性や、課外活動を通した様々な経験を身に付けてほしいと思う。

<学生の感想>
?興味をもてるものがあったらと受動的に考えていたのですが、アイデアハッカソンの説明や講義を聞いて、積極性的に参加しようと思いました。
?普段の専門教科の授業では学べないことを、この授業で吸収して行きたいです。
?他の授業では学べないような、起業やベンチャーのノウハウを学べるということでとても期待しています。
?アイディアソンにはとても興味を持った。社会問題とビジネスの関係を考える良い機会になりそうだという予感がする。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第2回
2020年4月13日(月)

室橋 弘和 様(NECマネジメントパートナー)
ビッグデータ分析(1) ビッグデータの概要と活用事例

今回は室橋様にビッグデータの概要とビジネスにおける様々な活用事例について講義していただいた。ビッグデータとは一般的に、従来扱ってきたデータよりも「サイズや量」、「種類や形式」、「発生頻度」が大きいデータのことを指している。またここ数年、注目されている用語として登場する「人工知能(AI)」、「IoT」、「ロボティクス」とビックデータの関係性を説明された。またビッグデータを分析することで主に「現状や実績の把握」、「原因の検討」、「未来の予測」を導出することができ、様々な良い効果を生み出すことができる。特に得られた結果をいかに活用するかがポイントだと強調されていた。最後にビッグデータの活用におけるいくつかの課題を挙げられた。データ分析に関する知識はまだあまり普及しておらず、技術者やツールが不足している。また高度なデータ分析ができるエキスパートは育成に時間がかかり、不足すると予測される。またデータから因果関係を導き出すのは困難で、統計学の知識が必要不可欠であると説明した上で、統計学の重要性を説明していた。学生は今回の講義を通して、ビックデータの基礎知識を学ぶことができただろう。これを機にビックデータやデータ分析について興味を持ち、学んで欲しいと思う。

<学生の感想>
?ビッグデータの基本的なことを、具体例を使って説明していて、とてもわかりやすかった。特に活用の仕方が重要で、また難しいことをしっかり理解できた。
?社会に出てから活用できることが多そうなので勉強しようと思いました。
?授業中に例として出してくださったデータだけでもあらゆる活用方法が浮かびました。
?データを集めるだけではなく、それをどのように正しく扱えるかでビジネスの成長の度合いが変わるのでとても興味深く感じました。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第3回
2020年4月16日(木)

石橋 史朗 教授(産学イノベーションセンター) 澳博集团教員
ビジネスアイデアの課題提示

今回は、石橋先生にビジネスアイデアの課題提示として、アイデアコンテストの概要について講義していただいた。まずテーマは「会津にこんなアプリあったらいいな」で、会津の特徴(ヒト?モノ?カネ?コト)を活かし、ITを活用した商品化?事業化が可能なアプリケーションのビジネスプランを作成することである。次にアイデア発想のヒント?アドバイス?評価の観点について説明されていた。発想のヒントとしてブレインストーミングによるアイデアの創出について説明された。ブレインストーミングの原則として4点あるが、特に量を重視する(質より量)を実施して欲しいと思う。次にアイデアソンの進め方の例として「マンダラート」、「ペアブレスト」、「アイデアスケッチ」、「ハイライト法」を紹介されていた。学生たちは新たなアイデアを創出するノウハウを学習できたことだろう。最後にビジネスプランの作成について、具体的な事例を用いて説明された。遠隔授業により演習を行うことができなかったが、是非学生たちにはオリジナリティ溢れるアイデアを生み出してほしいと思う。

<学生の感想>
?今回のアイデアソンで解決策の考え方を少しでも鍛え、これを機に様々なアイデアソンのような澳博集团などに参加してみたいなと思いました。
?自分の考え方を見直すいい機会になった。漠然と考えるのではなく、先を見越した発想をしっかりと意識しようと思った。
?大学生活で他の人と差をつけられるようにいろいろなことに挑戦していこうと思いました。
?今回の授業を参考に、独創的で、人の役に立つようなアイデアを今後、見出していきたいと思った。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第4回
2020年4月20日(月)

室橋 弘和 様(NECマネジメントパートナー)
ビッグデータ分析(2) ビッグデータ活用の実現手順

今回は室橋様から2回目のビッグデータ分析に関する講義を行っていただいた。はじめに、1回目の講義で学生から寄せられた疑問や意見に対するフィードバックが行われた。「ビッグデータが実際に社会に役に立っている事例はないか」、「ビッグデータを活用する上で必要な知識はなにか」など、数多くの意見が寄せられており、学生のビッグデータに関する関心の高さが伺えた。 その後、本日のメインテーマであるビッグデータ活用の実現手順についての講義に移った。まず「ビッグデータ活用は問題解決の手段であって、それ自体が目的ではない」「実際にシステムを作る前にビッグデータを活用するシナリオを明確化し、課題と効果を洗い出すトライアルを繰り返すこと」などのビッグデータを活用する上での基本的な姿勢が伝えられた。それから、表や動画、音楽といったデータそれぞれに向いているデータ形式は何か、ビッグデータ活用方式にはどのような物があるか、などの各論の解説が行われた。 今回の講義を通して受講生は、ビッグデータ活用の全体像を学ぶことが出来たと思う。今後の学習に活かしてほしい。

<学生の感想>
? ビッグデータの活用法について理解することができた。あらゆる分野において使用される技術であるため、自分でも扱えるようにしていきたい。
? いままでは、データを生成すればすぐ分析に回すことができると思っていましたが、今回の講義でデータを生成するところから、分析するまでの流れを理解することができました。また、データの転送や蓄積、整理においても用途によって様々な手段がとられていることがわかりました。
? ビッグデータの活用自体が目的ではなく、業務や生活を改善するための手段であることがわかった。また、「あるべき姿(TO BE)」「現状(AS IS)」を明確にして、そのギャップを改善していくためにビッグデータを活用することがわかった。まずは、ビッグデータを活用してシステムを構築していくのではなく、目的を設定することがとても大事だということを学ぶことができた。
? 前回の講義で自分が疑問に思っていたビッグデータ活用の仕方を詳しく説明されていたので、その知識を利用した開発をしてみようをいう気がより一層高まりました。今後も第一線で活躍していく知識であるビッグデータの内容をこの時期に学べたことは自分の視野を広げるきっかけになったのでよかった。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第5回
2020年4月23日(木)

酒井 穣 様(株式会社リクシス)
ベンチャーを選ぶとは、どういうことか

今回は酒井様から「ベンチャーを選ぶとはどういうことか」をテーマに、酒井様が考えるベンチャーの役割を講義していただいた。酒井様が考えるベンチャーの最も重要な役割は、平均収入の高い雇用を生み出し、地域を豊かにしていくことだとしている。ベンチャーの最も重要な役割について説明するために、酒井様は「限界効用逓減の法則」、「担税力」、そして「群れをなす動物としての本能」という3つの軸から講義を展開された。 1つ目の軸である「限界効用逓減の法則」というのは、人間の収入と効用(幸福感)の関係を示した法則。限界効用逓減の法則によると、「年収が900万円を超えるまでは、効用(幸福感)は年収と比例して大きくなる」という経済学的な性質があるという。 2つ目の軸である「担税力」というのは、法人や労働者が税金を担う力で、年収の上位3.9%の人々が税収の半分を担っているという。このような、高い担税力を持つ人材が、より高い収入を求めて地方から都市部へと移動することにより、地方は衰退するという。このような状況を打破するために、ベンチャーで地方に高い担税力を持つ雇用を生み出さなければならない。 しかし、実際にはそれが難しい。難しい原因は、3つ目の軸である「群れをなす動物としての本能」にあるという。群れをなす動物として、人間には集団の中で衝突の回避、没個性化、安定した地位、これらを目指す本能があるという。ベンチャー企業を起こすことはこれらに真っ向から反発することなので、従来からの考えが特に強い地方でベンチャーを起こすことは難しい。だが、状況を変えるためには、群れ全体の衰退の原因となっている群れのルールをあえて守らず、自分自身で考えることが必要だということを説いた。 今回の授業で、ベンチャーを起こすという選択肢だけでなく、衰退していく社会で生き抜く指針を得ることが出来たと思う。ぜひ今後に役立ててほしい。

<学生の感想>
? 率直に面白かったです。年収や税金のことは年齢があがってきた今、他人事ではないのだなと改めて実感しました。また、年収を上げることが地域の活性化にもつながるということがわかりました
? 多くの労働者は仕事中にその労働力の一部を経営者に搾取されているため、間接的に経営者のポケットから税金を納めています。年収が低いから担税力が低い、というのは少し短絡的なのではないかと思いました。
? お話を聞いていても全く飽きないし、すごく自分にとって為になるものも多く、本当にいい講義だったと思います。できればまた来て欲しいです。
? 酒井さんの講義は一つの視点からではなく、生物学的な視点といった別のアプローチをすることでとても理解しやすく興味が湧く講義でした
? 酒井さんの講義は私の価値観や人生観、思考のベクトルを変えるような、ターニングポイントとなるようなものでした。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第6回
2020年4月27日(月)

河原 一哉 様(株式会社レトリバ)
技術系ベンチャー起業で必ず困る3つの壁

今回は河原様に株式会社レトリバの紹介と、技術系ベンチャー起業で必ず困る3つの壁について実例を交えながら講義していただいた。レトリバは、2016年に製品事業部がスピンアウトしてできた企業である。自然言語処理を得意としており、AI技術を人の作り出す情報に活用している。技術系ベンチャーとは、「エンジニアが中心」、「技術力が武器」、「エンジニアの比率が高い」企業のことを指しており、注目されている。続いて、起業に必要な3つのもの(仲間、アイディア、資金)についてお話していただいた。その後、必要なものにおける3つの壁(組織の壁、PMF(Product Market Fit)の壁、ファイナンスの壁)について詳細に説明していただいた。仲間の壁に対しては、組織を最初に設計し、MVV(Mission, Vision, Value)を重視すること。PMFの壁に対しては、マーケットインでMVP(Minimum Viable Product)を作って改善していく。ファイナンスの壁ではエクイティーファイナスは難しいのでプロを入れることとまとめていた。最後にインターンへの参加や就職について学生へアドバイスされていた。今回の講義でベンチャー起業について深く学ぶことができただろう。またこれから就職活動を行う学生や、起業に興味のある学生にとってはとても為になる講義であったと思う。

<学生の感想>
?ベンチャーを立ち上げる上でのリスクやそのための選別、準備、知識などいろいろ貴重なことを聞けた講義でした。
?自分たちがやりたいことがあるからという理由で、勢いだけで起業したら絶対失敗するということを深く感じました
?起業する際のとても現実的で具体的な課題、問題についての話でとてもためになりました。
?自社が革新的な開発だと感じても、世間とのギャップにより売り上げが少なくなる可能性もあるので、生産前に顧客の要求を知ることはとても重要なことであると知りました

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第7回
2020年5月7日(木)

青木 孝弘 様(澳博集团短期大学部)
起業に与える要因と社会的インパクト~女性?被災地?留学生を中心に

「起業に与える要因と社会的インパクト~女性、被災地、留学生を中心に~」をテーマに講義していただいた。今回の講義は主に起業に必要なマインド、女性?被災地?留学生の起業事情、そして社会課題への投資について講義が展開された。 はじめに現在の企業が置かれている現状について説明された。現在、日本には約4200万人の労働者がおり、420万社の企業があるという。しかし過去三十年間継続して、開業よりも廃業の数のほうが多くなっている。更に企業の寿命も短くなり続けており、雇用の受け皿が狭まり続けている。そこで、新たな雇用を創出する起業家に期待がかかっており、現在日本の大学の半数以上で起業家教育が行われている。 次に、起業家に必要な姿勢が紹介された。具体例を交えながら目標を明確化し、状況を多角的に捉え物事のポジティブな面を見つける成長型マインドセットを持つことが重要だと説いた。 女性、被災地、留学生など日本の起業シーンでメインストリームとは言えないそれぞれの起業事情も紹介された。また、児童虐待などといった社会課題を、休眠預金を使って解決しようという取り組みがあることや、その取組がどれほど社会に与えるインパクトがあるかという側面から評価を行う手法の紹介もされた。 今回の講義を通じて、社会課題を解決する手段としての起業が身近に感じられたと思う。今後に生かしてほしい。

<学生の感想>
?現在進行形で就職氷河期を迎えている昨今の社会情勢の中で、起業という選択の近況について聞いたことで、そのリスク?リターンや起業家としての成長過程についてより興味が湧いた。
?ただ惰性で生活するのではなく、将来の予測ないし目標を明確にすることで、いまからできることを少しずつ進めていく重要性を改めて意識させられた。
?今回の講義を聞いて、思い込みと諦めが起業における最大な壁なのではないかと思った。最初からできないと決めつけていると、何も前へ進むことはできないと思う。ポジティブな心がけを、常に持ち続けるということが、とても大切であると思った。
?起業に関するお話の中で、女性に焦点をおいた講義は今までになかったので、いつよりも親近感があって面白かった。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第8回
2020年5月11日(月)

岡 裕之 上級准教授(復興支援センター) 澳博集团教員
知的財産の概要

今回は岡先生に知的財産の概要について講義していただいた。知的財産とは人間の知的創造活動の成果(発明、ノウハウ、デザイン、ブランドなど)であり、それを法律で保護するのが知的財産権である。知的財産権の種類は創作意欲を促進するための「知的創作物についての権利」と信用の維持のための「営業標識についての権利」の2つに分類される。特に「特許権」、「実用新案権」、「意匠権」、「商標権」を総称して産業財産権という。産業財産権は特許庁(経済産業省)が所管し、著作権は文化庁(文部科学省)が所管する。知的財産権は種類によって、保護対象や保護期間に違いがあり、これらの権利の違いについて実例をあげながら詳細に説明していただいた。最後にAIによる創作についての権利帰属の問題において、人間の創作関与度を示す考え方、AI関連知財の要素ごとの保護の可能性についてお話していた。今回の講義を通して、学生は知的財産の概要と社会においての役割を学ぶことができただろう。これを機会に学生には知的財産により興味を持ってほしいと思う。

<学生の感想>
?知的財産権を侵害してしまう可能性もあると思うため、もっと深く権利については学習しておく必要があると感じた。
?知的財産権はアイデアや創出者の保護のみならず、アイデアが活発に生まれるクリエイティブな社会の構築に必要であるとわかった。
?将来何か新しいものを生み出してみたいと思っていたが、知的財産権のことについては 考えたことがなかったので、そのことを考えるいい機会になった。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第9回
2020年5月14日(木)

小澤 政生 様(株式会社TechBowl)
アフターコロナイノベーション

今回は小澤様にアフターコロナイノベーション、新規事業の考え方(TechBowlの場合)について講義していただいた。現在コロナウイルスの影響で在宅勤務やオンライン授業といった環境の変化が起きている。その中で何が起きているか(定量ファクトの確認)、概算や割合など数字間を把握することが重要である。また一般的な法則に対して、イレギュラーの部分を思考するとよりファクトが鮮明になると強調されていた。次に現状に対して何が問題なのか(不満?不便の洗い出し)、何が変わりそうか(妄想ブレスト)のワークショップを行い、学生から様々なアイデアが出された。次に何を解決したいかにおいて「事業×潮目」がチャンスである。実例を紹介しながら、どのような事業と潮目が掛け合わされるかを説明された。また新規事業を考える掛け合わせパターンを創出するワークを行い、新規事業とは既存事業の掛け合わせであると強調された。最後にベンチャーで働く上で大事なことをお話された。今回の講義やワークショップを通して学生たちはスタートアップを体感でき、新規事業の考え方を学ぶことができただろう。

<学生の感想>
?今回のウイルスの影響でできなくなったことが多い一方で、これにより急速に成長するビジネスがあると知り、必ずしもマイナスな面だけとは限らないと思った。
?新しい事業や起業をする際には社会で何が起きていて、どのようなことが問題になっているかなどを分析することが大切だと思った。
?試していくことで失敗もするかもしれないが、そこからの結果を基にした次の行動が一番の学びであると思いました。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第10回
2020年5月18日(月)

木本 周平 様(日本総合研究所株式会社)
キャリアについて考える

今回の講義では、この先大きく変化する労働事情の中で、キャリアを形成していくために必要な心構えと、IT業界全般について語られた。 前半のテーマは働くことについて。平均寿命が大きく伸び、技術革新により多くの職業が無くなったり生まれたりする雇用の新陳代謝が起こると言われている。本講義では雇用環境が不安定になるが、長く働かなくてはならない時代にキャリアを形成する上で必要な心構えを説いた。「はたらく」を「自己実現」の手段と捉え、長寿化と技術革新による雇用の不安定化が重なり、一度就職したあとも再教育と転職を繰り返していくマルチステージの時代へと社会が変化していくと述べられた。 後半のテーマはIT。ITの世界は建築業や製造業のように目に見えないが、目に見えない場所に大きな世界が形成されている。過去は目に見える物質的な豊かさが生活を豊かにしていたが、現在は目に見えないデジタルの世界が生活を豊かにしているということを、具体例とともに説明した。将来会津大生が関わる可能性の高いIT業界にも、製造業のIT部門やサービス業のIT部門、システム開発企業など、事業内容によって役割が大きく変わることを説明した。 今回の講義を通じてこれからの時代、ITの世界でキャリアを形成していく上でヒントとなることがいくつも学べたと思う。キャリア形成の参考にしてもらいたい。

<学生の感想>
?一般企業や IT 企業がどのような狙いで IT を活用しているのかについて、実在する企業をもとに説明して頂けたのでとても分かりやすかった。今後は大企業だからといって安心出来る時代じゃないので、自分がどう働いていきたいか、どう生きていきたいかについて深く知る必要があると感じた
?働くとは自己実現であるということを知り、大学で人生設計をする時間としてとても良い時間だと改めて感じることが出来てとても良かった。
?今回の講義では企業のあり方やサービス、システム等の利用やその流れなど、ベンチャー企業とはまた別の視点での"働く"ということについて学べた。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第11回
2020年5月21日(木)

篠田 裕之 様(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ)
データサイエンスは広告業界を刷新するか?

今回の講義では、データサイエンティストとして広告業界で活躍する篠田様が、データサイエンスを活用することによって仕事や日常生活における様々な課題に対処する姿が紹介された。 飲み会の帰り道一人になってしまう状況にデータサイエンスで対処する。テレビの企画で、カレーの研究家に対抗できるほど美味しいカレーを考案するAIを開発する。観光地で来訪者の動きを可視化し、観光業の活性化に役立てるなど。このように篠田様は幅広い場面にデータサイエンスを活用している。しかし最も大事なことは相手の心を動かすことだという。データサイエンスは心を動かすためのシミュレーションであり、根拠であると考えていると語った。 今回の授業では受講者の意見をリアルタイムに集計し、授業に反映させたり、自身の体験を紹介したりすることにより、データサイエンスの活用の幅を様々なアプローチで学生に伝えたと思う。 今回の講義を通じて、データサイエンスの活用の幅の広さがわかったと思う。相手の心を動かす手段として役に立ててほしい。

<学生の感想>
?データをいかに活用するかがこれから重要であることがよく分かった。この講義を通して、技術力も大事だが、それを活かすアイデアの方が大事であると考えるようになった。
?IT がどんな分野にも応用が効くということがとても実感できる講義であり、また自分が勉強する明確な目標が見えた気がしました。
?身近な情報を利用したデータ分析を体験できてよかった。現状?課題の可視化、需要予測、マーケティング作業の効率化、におけるデータ分析の重要性を理解できたような気がする。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第12回
2020年5月25日(月)

木本 周平 様(日本総合研究所株式会社)
金融とIT

今回は、木本様に金融とITについて講義していただいた。まず銀行は「預金」と「融資」に加え「為替」の3つの業務を主たる業務としている。銀行とITの繋がりとして「お金」はデータ化されて保存され、世界中の金融機関とネットワークで接続され、「データ」のみで取引が行われている。銀行は現在極めて高度にITを活用した「情報産業」と化している。そのため銀行システムは常に高い安全性?信頼性を求められ、システム部門と経営陣は銀行経営にとって致命的な損失をもたらす「システム障害」について認識と対策を共有できる距離を保つ必要がある。これらに加え現在は「即時性」、「汎用性」、「利便性」を備えている。また現在のシステムに至るまでの「IT導入の歴史」、「IT適用の全体像」、「代表的な情報システムの仕組みと特徴」についてクイズ形式や多くの事例を用いながら説明された。最後にITに関わる人材が目指すべき姿について説明された。IT活用の巧拙が企業競争を左右し、課題解決型のITに加え、価値創造型のITが必須となる。ITの専門的知見を基に、ビジネス展開?創造していく力が必要だとお話された。今回の講義を通して、学生は金融とITの密接な繋がりを理解することができたと思う。

<学生の感想>
?IT に関わる人が目指すべき姿で IT の専門的知見を基に、ビジネス展開?創造していく力が必要だと分かりました。
?様々な企業と連携し、複雑に絡み合っている社会はとても想像がつかなかったので、今回細かく事業関係を知ることが出来てとても貴重な経験となりました。
?また一つ IT とどのように関係を持って、IT がどのような部分を受け持っているのかというのが知ることができた。
?これからの時代デジタル化がいかに重要か、またそのような環境でどのような人材が必要とされるのか、IT の活用のされ方はどのように変化するのかを知ることができた。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第13回
2020年5月28日(木)

鈴木 静 様(株式会社長門屋本店)
伝統をリデザイン~シーンづくりから考える和菓子開発

今回は講義の前半で鈴木様に「伝統をリデザイン~シーンづくりから考える和菓子開発」について講義していただいた。会津長門屋は創業172年目の和菓子屋である。特徴としては、手作りで工程の多い商品を中心とした多品種少量生産で、郷土色強めな伝統的な和菓子屋である。2017年度はグッドデザイン賞を受賞した。受賞したPONTE(架け橋)は地方の和菓子屋が、伝統和菓子の製法や味を守り伝え、その良さを知ってもらうために現代生活に合うようにリデザインした和菓子シリーズである。PONTEにおける芯は、商品をつくる意味?理由は「表に出なくて良い」が一番考え抜くところであり、社会的意義や希望につながるように複合的に考えることが重要だとおっしゃった。またプロダクトアウトにおいて大切な5点について具体例を挙げながら、詳細に説明された。最後にものづくりにおいて一番大切なことは「情熱」。「何かを成し遂げたい」と願う熱い気持ちがものを通じて伝わった時、感性に響く商品が生まれるとおっしゃっていた。講義の後半では、程教授と感性デザイン思考、これからの物づくりについて対談された。時代に対して、半歩先の提案ができるかどうかが大切とお話していた。今回の講義を通して学生たちはもの作りへの考え方を学ぶことができたと思う。

<学生の感想>
?IT について見直すべき点や、お菓子企業から学ぶ、複合的に社会的意義や、希望に繋がるように考える必要があるということが実感できた。
?物作りをする者としての信念や、顧客に対してどのような姿勢を呈しているかを学ぶことができた。
?自分のやりたいことや専門分野にとらわれず、広い視野を持つことを忘れないようにしたい。
?和菓子屋と情報社会に繋がりはないように思えるが、実際に商品を開発するときの考え方などは、ものづくりという点においてとても参考になった。

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第14回
2020年6月1日(月)

石橋 史朗 教授(産学イノベーションセンター)、光永 祐司 上級准教授(スーパーグローバル大学推進室?室長)
澳博集团教員
国際競争力のある能力開発について、ビジネスアイデアの発表会

今回は2020年度のベンチャー基本各論Ⅰの最後の講義だった。講義は前半と後半に分かれ、異なるテーマで進められた。前半は本学のグローバル推進本部に所属する光永准教授により、澳博集团発のグローバル人材を育成するために県内から全国区、全国区から海外へと、活躍の場を段階的に広げて学生を成長させるインターンシップや、すべての講義を英語で受けられる制度などが紹介された。 後半は、本学の産学イノベーションセンター所属の石橋教授主催で、受講生が本講義を通して得た知識を用いて考えたビジネスアイデアを発表する会が開かれた。本講義の講師の方々のお話がバラエティ豊かであったのと同様に、どの学生もアイデアの着眼点とアプローチが印象的であった。 本講義には様々な場で活躍している講師の方々が登壇してくださった。学生には、この講義で学んだことを今後のキャリアを考える上で有効活用してもらいたい。

<学生の感想>
?海外のインターンはとても魅力的だが、取り組んでいる内容のレベルが高く、自分がそれについていくことができるのかと不安になった。その不安をなくすためにも、自己学習でプログラミングの知識をさらにつけることか、英語でコミュニケーションができることのどちらかは、インターンシップに参加するまでに身につけておきたいと思った。
?私はシリコンバレーインターンシッププログラムに興味があったので、今日のお話で具体的な写真例を見ることができとても良かったです。また、アイデアコンテストに関しては、他の人のアイデアや、レポートの図の書き方などを見ることができとても勉強になりました。また、アイデアを書く際には矢印などを使った図で説明するように心がけたいと思います。