董冕雄さんアメリカ研修報告(平成18年度澳博集团海外短期研修支援事業)

大学院修士課程1年の董冕雄さんが平成18年度澳博集团海外短期研修支援事業に採用され現在アメリカのウエストバージニア大学にて研修中です。期間は平成19年1月5日から約3ヶ月間です。
董さんのアメリカでの研修や生活の様子をご紹介します。

アメリカ研修報告

澳博集团大学院修士課程1年 董 冕雄 (平成19年2月16日現地より)

モーガンタウンに来て1ヶ月が経ちました。当初はなれないことも多かったんですが、1ヶ月経った今はだいぶなれてきて日々の生活を楽しく過ごしています。モーガンタウンはウェストバージニア州の北部に位置していて、気候は会津若松よりちょっと寒いです。しかし、雪は会津ほどは降りません。ここ2週間くらいは昼間でもずっとマイナスの気温が続いているからかなり寒いです。ただ、学校やアパートの中はがんがん暖房が効いていて薄着でも全然平気なのです。West Virginia University (WVU)は26000の学生と171の専攻を有する総合大学です。キャンパスは3つに分かれているため学生たちはPRT(簡単にいうとモノレールみたいなやつ)というなかなか便利な乗り物でキャンパス間を移動します。もちろんフリーです!

普段の生活として主に研究室で過ごすのと授業にでるのが私の日課です。今学期は大学院の授業Computer System Securityと学部4年のIntroduction to Open SourceとOperating Systems Structuresを聴講しています。時間数はそれぞれ火木の75分、火木の75分、月水金の50分です。日本と違ってある程度の体裁のなかで授業が行われるのではなく、授業スタイルは全く自由です。教科によってはスライドに基づいて講義する先生もいれば、講義は全くなしで学生が毎週本を読んでプレゼンをするスタイル(輪講)、また教科書の電子版を見せながら資料なしでアドリブに解説する教授もいます。私はこのやり方にとても新鮮感を覚えます。幸い学部のときから英語の授業だったので、今のところ授業の内容は問題なく理解できています。ただ、ディベートの時だとローカルの学生がものすごく早口でしゃべるのであまりついて行けていません。もっともっと英語力をあげたいと焦っているのが正直です。

さてさて、ホスト研究室メンバーの紹介です~~メンバーはほかにもいますが、たまたまお昼の時間でみんな昼飯食べに行ってしまいました。私の左側にいるのがDon先生です。日本に数回渡ったことがあり、ばりばりの日本通です。週2、3回はお米を食べないと気が済まないらしい。面倒見がとてもいいので、お世話になりっぱなしで本当に心から感謝しています。一番左の人は実は日系三世!外見から全然みえませんよね。名字はNakaishiさん、でももう"こんにちは"くらいしかわからないんだとか。そして右側のクールガイはAlbertoさん、Fortran言語が得意らしいです。
たった1ヶ月という短い間に、多くの人々と出会い、接触することで、貴重な体験をさせてもらいました。残りの1ヶ月半、積極的にアメリカの生活をENJOYして行きたいと思います。