学部3年生(派遣時2~3年)の小峰太一さんが、ローズハルマン工科大学(米国、インディアナ州)での 5ヶ月間の単位互換留学を終え、帰国しました。今回の留学は、国際戦略本部のサポートのもとでJASSOの奨学金を 獲得し実現したものです。
ここでは、研修先での小峰さんの生活の様子をご紹介します。
研修報告
学部3年 小峰 太一
今回、JASSO(日本学生支援機構:Japan Student Services Organization)の留学支援プログラムを利用して澳博集团と 単位互換協定を結んでいるアメリカ、インディアナ州にあるRose-Hulman Institute of Technology(以後RHIT)に2月の末 から7月の中旬まで、約5カ月留学してきました。RHITは去年国際戦略本部企画の短期留学プログラムで行ったことのある 大学だったので、既に友達も何人かいて緊張はしませんでしたが、自分にとっては長期の海外滞在と、単位互換を目的 とした授業受講など不安なことばかりでした。
RHITの授業体系は他の大学と異なります。毎日同じ時間に授業があり、それに伴って毎回宿題が出されるという 厳しいシステムになっています。さらにほとんどの学生が寮で生活しているため、RHITでの生活はアパート暮らしの 会津とはまるで違いました。毎日朝早くから授業が始まり、昼までには(午前に授業が固まっていたため)全ての授業を終えました。 その後、昼食をとり、午後は宿題や演習の残りをやったり、授業登録していないクラスに参加し、夜は友達と遊ぶという感じでした。
学期の初めは慣れない演習に戸惑ったり、英語による授業なので十分に理解できないことがありました。しかし、3週間ほど 過ぎたころには演習にも慣れ、授業もその時間の中で理解することができるようになりました。また、わからないことがあった時も、 教授や友達が親身に教えてくれ、オフィスアワーを利用してなんとか遅れることなくついていくことができました。
1学期間授業を受けて気がついたことは、RHITではプレゼンテーションやグループワークが多いことです。期末のファイナルプロジェクト ではペアで作業しましたが、なかなかミーティングの時間がとれなかったり、うまく意見交換ができなかったりして苦労しました。 しかし、自分は、プログラムと実機の作製を、パートナーが、英語のレポートやマニュアルの作成を担当して、上手くお互いの得意な ところを活かすことができました。
大学以外の活動では、4月の第1週の春休みを使って、澳博集团に留学したことあるRHIT学生と一緒にニューヨークやワシントンなどを 車1台で旅しました。アメリカはインディアナ州以外に行ったことがなかったので、とても新鮮で自分の知らないアメリカの都市部を見ることができました。
今回の留学を通して、英語力(Speaking/Listening skillと少しのWriting/Reading skill)が上達したのはもちろんのこと、アメリカの文化を 長期的に体験したことで、考え方や人間性、学生生活などの文化の違いを細かく見ることができました。また、日本のいいところもたくさん見えてきました。 澳博集团がより国際的な大学になるよう、これらの貴重な経験を多くの学生に伝えるとともに、自身の学生生活にも活かしたいです。 また、次の機会を探して、更に国際的な経験を積んでいきたいです。