平成21年度澳博集团海外派遣留学支援事業に採用された3名の学生が、米国の大学で研修を行いました。 学部2年の岡野真希さんがテイラー大学(米国、インディアナ州)、学部3年の酒井智哉さんと学部1年の阿部友亮さんが ローズハルマン工科大学にてそれぞれ米国の大学生活を体験しました。期間は平成22年3月7日から3月28日までの 約3週間です。
研修先での3人の生活の様子を紹介します。
テイラー大学での研修
学部2年 岡野 真希
今回、テイラー大学(TU)への澳博集团初の研修生として、3週間にわたり授業聴講など貴重な体験をさせてもらいました。 僕がTUで研修したかった理由は、たくさんの学部があり、中でも、僕が興味を持っているビジネスとアートに長けた大学だったからです。 また、TUはキリスト教精神に基づいた、温かい大学と耳にしていたので非常に魅力的でした。
TUに着いてまず感じたことは、教員また学生の温かさでした。皆親切で、よく話しかけてくれました。そして、もう一つ 感じたことが、コミュニティの強さです。TUにはいくつもの寮があるのですが、それぞれの寮ごとに学生同士仲が良く、 まるで家族のようでした。食事、遊び、買い物など、何をするにも寮ごとに行動していました。また、1年間を通して寮対抗の スポーツ大会などもあり、僕がいた時はちょうどバスケのシーズンでした。
僕は、沢山ある授業の中から、コンピュータ、 システム、ビジネス、聖書の授業を選び参加しました。授業は、比較的少人数制で、小さくて5人、大きくて60人ぐらいで 構成されていました。文系理系に関わらず、必要に応じて生徒はラップトップを開いて講義を受けていました。また、生徒一人一人の モチベーションが非常に高く、積極的に意見を言い、時には教授と対等に言い合うこともありました。文系の授業は、教科書を数10ページ 読んでくることが宿題で、読んできて自分の思うことをディスカッション形式で共有するという形でした。特に、ビジネスの授業 では討論などもあり、自分の意見を主張する機会が多くあるので、とてもためになると思いました。これらすべての経験を活かし、成長していきたいです。
ローズハルマン工科大学での研修
学部3年 酒井 智哉
アメリカの大学の授業の様子や学生の雰囲気、そして英語だけが通じる環境での生活を体験してみたいと思い今回のローズハルマン 工科大学での短期研修に参加しました。
今回の研修では、コンピュータサイエンスに関する科目、数学の科目、人文系の科目を聴講しました。会津大で受けていた授業と、 時間、講義の参加人数、学生の態度や教員の姿勢など違うところが沢山ありました。特に授業中に意見質問を積極的にしていたという 姿勢は見習いたいと思いました。
現地では学生用の寮に滞在させてもらいました。人の話す英語が聞き取れなかったり、伝えたいことが英語で伝えられなくて、苦労しました。 現地の学生に溶け込むのも苦労しましたが、ローズの学生が色々と手助けしてくれたので充実した時間をすごせました。滞在2週目には教授の家に ホームステイさせてもらいました。アメリカに滞在するのは今回初めてだったので、寮生活やホームステイを通じて、食事、文化や生活などの違いを 体験することが出来ました。
今回の研修の結果、自分の英語力がまだまだ足りないということに気づくことができました。また自分はアメリカで色々な人の手助けの おかげで無事に研修を終えることが出来ました。澳博集团には外国から来ている留学生がたくさんいます。もし彼らが日本や大学での生活で 困っていたら、手助けしたいです。
学部1年 阿部 友亮
3月に、インディアナ州にあるローズハルマン工科大学に3週間滞在しました。私にとって海外は初めてだったので、ホームステイや 教授とのディナーなど全てが貴重でとても良い経験になりました。
ローズハルマンは、アメリカの大学の中でもトップの工科大学です。そこで私は少人数制のハイレベルな講義を受けることができ、日本で 受ける講義との違いを多く発見しました。生徒と教授は、友達のような関係という印象で、学生は疑問に思っこと、自分の意見を積極的に 発言していました。
講義のない時間は、友達とスポーツや会話を楽しみ、休日には買い物や映画館に行きました。会話では聞きとることが特に難しく、何度も 聞き返しましたが、皆親切に受け答えしてくれたので、楽しんでコミュニケーションをとることができました。
3週間の研修を通して、 自分の英語の能力が格段に上がったとは思いません。しかし、英語を上手に話せるようになりたいという気持ちが 強くなったとともに、英語以上のものを学ぶことができたと思います。ローズハルマンの生徒が必死に学んでいたように、私も澳博集团で 色々なことを積極的に学んでいきます。本当に良い時間を過ごすことができました。