大学院博士前期課程1年の數馬武信さんが、平成22年度澳博集团海外派遣留学支援事業(海外中期派遣)に 採用され、平成22年11月24日から米国のローズハルマン工科大学で研修を行っています。研修期間は、 平成23年3月8日までの約3ヶ月間です。
數馬さんの米国での研修や生活の様子をご紹介します。

ローズハルマン工科大学研修 現地報告(平成23年1月)

博士前期課程1年 數馬 武信

私は、澳博集团からローズハルマン工科大学へ11月末より3月の初めまでのおよそ3ヶ月間(1学期間)留学しています。 この文章は、現地報告ということで1月の中ごろに書かせていただいています。

澳博集团では、通常の科目は90分の講義や演習が週に1コマから3コマ行われますが、こちらの大学では50分の講義や 演習が週に4コマから6コマ、平日にほぼ毎日行われます。そのため、講義の内容は毎回的を絞った的確なもので、また 学生は短時間に集中して講義から知識を吸収します。講義の時間が短く、説明に不足があることもありますが、その場合は 学生がその都度質問したり、もちろん時間外でも質問すればきちんと答えてくださったりするので、今のところ講義に 関して困ったことはありません。

私は、この大学で画像処理関連の科目を3つ履修しています。そのうち1つは澳博集团院のクラスと単位互換をする つもりです。 私が履修している科目のうち1つは、月曜から木曜までの1限から始まるのですが、1限の開始が朝8時10分 からなので、初めのうちは朝早く起きて余裕を持って出席できていたのですが、最近は課題が多く、夜遅くまで 課題をすることが多くなり、朝が慌しくなることが多くなっています。

日曜日やクリスマスイヴには、教会へ行ってキリスト教の文化に触れました。教会では、聖書を持って教えを 聞いたり、賛美歌を歌ったりしました。また、数日の間こちらでできた友人に連れられてパデュー大学の寮で 生活しました。学内の案内をしてもらったり、日本の料理を教えたりしました。

また、こちらの学生と一緒に ボードゲームをしたり、アニメ部に参加して英語字幕つきの日本のアニメを一緒に見て、交流を深めました。 さらに、私はこちらで日本語の授業を見学させてもらいました。日本語の学習を始めて2年目の学生が日本語を 勉強しているところをみて、また日本語で会話をしてみて、彼らの日本語の上手さに驚きました。

アメリカへ来て1ヶ月半ほど経過しましたが、澳博集团での英語の授業や、英語で行われる講義で英語に親しんで いたため、留学の初めから講義の内容や先生との会話には苦労しませんでした。ただ、こちらの学生と話すときは、 俗語や口語の多さになかなかついていけず苦労しています。交換留学の期間も残すところあと半分になりましたが、 これからも積極的に様々な経験を積みたいと思っています。