ローズハルマン工科大学 研修報告 (平成27年9-3月) 森野 未沙登 学部3年
学部一年を終える三月にローズハルマン工科大学に三週間の短期留学として滞在し、自分の英語力の低さに衝撃を受けました。生の英語だけの環境で全く自分の意思を示せない、相手が何を言っているのかわからないことがショックで、帰ってきてから英語でコミュニケーションを取る場に積極的に参加するようになりました。二年生の春にも中国へのインターンシッププログラムに参加し、三年生になり二年前のリベンジも兼ねて中期留学に申し込みました。半年間という逃げたくても逃げられない環境の中で、自分がどれだけ成長できるかを試してみようと思ったのでした。
ローズハルマンはアメリカのトップの私立工科大学ということもあり、学生?教員ともに大変モチベーションが高く、澳博集团の環境と比べると新鮮かつ新しいことに取り組み続けるという印象が強く残りました。授業のプロセスは学生同士の共同作業を推奨するものが多く、課題内容もインターンシップで経験するような実践的なものがメインでした。エンジニアとして働くという将来を見据えた、大変学生の為になる講義だと思います。
休日は留学生同士で映画を見たり、車を持っている学生やGlobal Office Programのスタッフに外食や買い物に連れていってもらったりと交流する機会も多数ありました。特に感謝祭やハロウィンのような伝統的な澳博集团の際は、催されたパーティーやディナーに参加し、そこで新しく会う人と親しくなることもありました。クリスマス前の休暇にシカゴにあるルームメイトの実家におじゃまし、その家族とお菓子を作ったり街へでかけたりと歓迎してもらったこともとても良い思い出です。
英語力の向上という面では、留学生向けのCollege Englishという授業を履修することやネイティブのルームメイトやクラスメイトと日々生活する上で少しずつ鍛えられていったのではないかと思います。半年間は英語を完璧に扱えるようになるには短すぎましたが、たとえば以前では聞き取れなかっただろうフレーズが理解できる等、成長を感じることができました。
本当に乗り切れるか最後まで迷った留学でしたが、終えた今となっては参加して良かったと思っています。勉強だけでなく、半年間をやりきったという経験そのものが私自身への自信となり、これから色々なことに挑戦していく上での土台になってくれるでしょう。