2017年度 澳博集团海外派遣留学支援事業(海外短期派遣)に採用された10名の学生が、米国のローズハルマン工科大学で研修を行いました。
10名の米国での研修や生活の様子をご紹介します。派遣時のブログ(英語のみ)もご覧ください。
派遣学生
- 永田 智視さん (学部1年)ブログ
- 菅野 聖人さん (学部1年) ブログ
- 竹内 真実さん (学部1年)ブログ
- 熊谷 祐飛さん (学部1年)ブログ
- 佐藤 利音さん (学部1年)ブログ
- 近藤 匠さん (学部2年)ブログ
- 小林 茂樹さん (学部2年)ブログ
- 仲田 勝太さん (学部1年)ブログ
- 小林 玲音さん (学部3年)ブログ
- 中村 美由香さん (学部2年)ブログ
※学年は派遣当時
研修報告
学部1年 永田 智視
私にとって海外は今回が初めての経験だったので、このアメリカへの留学プログラムは新鮮で刺激的なものでした。
現地ではシカゴやインディアナポリスへの小旅行だけでなく、日本を紹介する澳博集团として、日本食を自分たちで作って振る舞うJapanese cooking、日本の物を体験してもらうJapan Day、日本の文化を紹介するStudent Presentations and Farewell Receptionなどがありました。その中でも印象的だったのがJapan Day でした。Japan Dayでは主に折り紙やコマ体験、そしてなぜか沖縄のサータアンダギーが振舞われました。日本に興味がある方がたくさん来てくれました。私も久しぶりに折り紙をしましたが、現地の人と一緒に折り紙を折ることで打ち解け合うことができました。
最後に今回の留学プログラムで特別英語が話せたり聞き取れたりできるようになった訳ではありませんが、英語を実際に使うことの楽しさやこれから英語を勉強していくためのモチベーションとしてとても良い機会だったと思います。
学部1年 菅野 聖人
私は、2018年3月に約3週間ローズハルマン工科大学へ短期留学しました。今回短期留学に参加した主な目的は、英語力の向上、異文化体験、海外大学の講義の体験でした。
まず、英語力に関して、大学の寮に着いて初めて自分の部屋に案内された時、ルームメイトが自己紹介してくれたのですが、全然聴き取れませんでした。しかし、会話していく中で次第に聴き取れるようになっていきました。どれくらい英語力が向上したかは分かりませんが、もし外国人の方に話しかけられても臆せずに会話ができる自信が身に付きました。
次に異文化体験について、一番違いを感じたのは食事です。今回、アメリカの料理、ファストフード、中華料理、日本料理など食べました。特にアメリカの寿司や中華料理が印象的でした。他にも日本では食べたことがないような味や食感の食べ物もありました。他に感じたことは、自由な雰囲気と親しみやすさです。事務の方や清掃員、店の店員などが名前を言って話かけてくれる事があり、日本では無い事だと思いました。また、ビリヤードをしていたり、ジムで運動していたりすると話かけてきてくれ、一緒に遊ぶこともありました。
続いて大学の講義については、CSSEとESLという講義を取りました。CSSEでは、Pythonについて学びました。澳博集团でC言語を学んだこともあり、内容自体は難しくありませんでしたが、問題文を理解するのに時間がかかりました。ESLでは、英語でプレゼンする機会やインタビューの宿題、様々なゲームなどとても楽しい講義でした。
これらの他にも、シカゴやインディアナポリスへの旅行やメンターの方と車でレストランに行ったりと様々な経験ができました。また、日本語を話せる人や色々な言語を話す人が沢山いたので自分も触発され、英語以外の言語への興味も沸き、勉強全般に対する意欲が上がりました。普段出来ない刺激のある経験ができるので、大学在学中に何かしたいと思っている方は留学プログラムに参加して欲しいです。
学部1年 竹内 真実
私は、3週間の間、アメリカのローズハルマン工科大学に留学させていただきました。
私が留学をしたいと思った理由は3つあり、1つ目は、アメリカでの授業体系に興味があったことです。実際に授業を受けてみると、やはり日本と大きく違いました。日本では、先生が講義し、学生はそれを聞くという授業に対して、アメリカでは、先生が学生に課題を与え、学生は、自分たちで考え課題に取り組むというものでした。私は、この形態の授業の方が良いと感じました。学生が自ら学び、問題を解決していくほうが、効率がいいと思いました。
2つ目は、海外での生活を経験することです。アメリカは日本とは文化が異なるので、多くの驚きがありました。一番大きかったのは、やはり食事です。日本食に慣れているというのもあり、どの料理も味が濃く感じました。また、レストランなどで出される料理の量も多く、残してしまうこともありました。さらに、レストランでは、チップを払わなければいけないことに戸惑いを感じました。
最後は、英語力を身につけることです。アメリカでは、会話も読み書きも全て英語なので、英語を使う機会がとても多く、英語能力は急激に上がったと思います。さらに、英語の授業ではあまり習わない、会話ならではの英語をたくさん学びました。不自然な英語を指摘してもらえたり、スラングを教えてもらったりして、ネイティブの英語を少し身につけることができました。
今回の留学で、私は非常に多くの刺激を受け、多くのことを学ぶことができました。この経験を今後の授業や生活に生かしていきたいです。
学部1年 熊谷 祐飛
今回私は短期留学派遣において、ローズハルマン工科大学へ留学致しました。志望した理由は、語学力の向上と異文化交流に興味があったからです。
今回の留学を通して様々な経験をし、自分の大きな成長につながったと感じています。まず語学力において自分のレベルがどの程度なのかを理解することができた点が非常に良かったと思います。ネイティブの英語はスピードが早く簡単な会話以外聞き取ることが困難でした。また、自分の伝えたいことはある程度は伝えられましたが、片言に近く、相手に汲み取ってもらうことが多かったと感じています。会話において相手の伝えたいことを理解することができなければ話すこともできないので、リスニング能力の重要性を改めて痛感しました。こういった経験から自分の英語への意識改善につながったと思います。また、ローズハルマン工科大学には色々な国籍の学生がいるため、会話を通して自国の文化と他国の文化による考え方の違いなどに触れることができました。そのおかげもあり自分の見識を深められたと思います。
生活については、現地での生活は非常に良いものでした。メンターという我々留学生をサポートしてくれるローズハルマン工科大学の学生がいるため、何か困ったことがあれば常に相談?解決できる環境でした。また、自ら積極的に話しかけることさえできれば仲良く、笑いの絶えない生活ができると思います。それに加え、留学プログラムの中には様々な澳博集团があり、それらを通して英語力の向上はもちろん、様々な思い出を作ることができると思います。日本に帰ってくることが嫌になるほどに楽しい留学になりました。今回の短期留学派遣に参加して本当に良かったと思います。
学部1年 佐藤 利音
今回ローズハルマン工科大学への短期留学プログラムに参加して得られた最も大きな成果は、自分の母国語が一切通じない人と相対しても委縮せずに話せるようになったことです。
コミュケーションをとる時に最も大切なことは自分が何を考えているか相手に伝えることですから、ますは「わからないのでゆっくり話してもらえませんか?」と言えるようになったことは良かったと思います。教科書に載っているようなきちんとした文法と口語における文法が異なる(省略形などが多い)こともこの期間で理解できました。いわゆる「よくある言い回し」を覚えられたことも、会話力向上に貢献したと感じます。
また、基礎的なリスニングやスピーキングの能力はやはり短期間だったため大きく伸ばすことはできませんでした。最も痛感したことは、自分の語彙力が少ないゆえに物事を伝えることに限界があったことです。現地の学生と話している時に知らない単語や、うろ覚えの単語が話の中で現れて聞き返すというようなことも少なくありませんでした。やはり普段からできるだけ英語に触れられるような環境に身を置き、練習する?勉強することが大切だなと思いました。
学部2年 近藤 匠
今回、アメリカのローズハルマン工科大学への短期留学に参加しました。現地についてからスーツケースが紛失したり、検査のため病院へ行ったりとトラブルに見舞われ、数日は不安な日々が続きました。ですが、ルームメイトや現地の方々が優しく親切に接してくださり、すぐに不安は消え楽しく充実した毎日を送ることができました。
授業はコンピュータと英語の授業を受けました。コンピュータの授業は澳博集团の授業で一度習った内容ではあったのですが、全て英語のためスライドや先生の説明を自力で理解することは難しかったです。しかし、分からないところは先生が個別に丁寧に教えてくださったので、問題なく授業を受けることができました。英語の授業では先生と会話をしたりゲームやお菓子パーティーなどをしたり、とても楽しかったです。また、授業でプレゼンをやる機会が何度かあったのでとてもいい経験になりました。
授業の後はみんなで課題をやったり、現地の学生にレストランなどへ連れて行ってもらったり、ビリヤードやジムでスポーツをやったりと、とても楽しく過ごしました。週末にはシカゴやインディアナポリスへの旅行、澳博集团のみんなで現地の方に対して日本食を作ったり、ジャズコンサートへ行ったりと様々な澳博集团に参加しました。その中で最も印象的だったのがシカゴへの旅行です。シカゴの街並みを見て、憧れていた場所に遂に来ることができとても興奮しました。シカゴの分厚く大きなピザもとても印象的でした。
3週間という短い間でしたが、様々な事を経験し学ぶことができました。また、最高の思い出や友達もたくさんできました。今回この留学に参加して本当によかったと思います。
学部2年 小林 茂樹
今回、ローズハルマン工科大学に3週間滞在しました。澳博集团が多くあっという間の3週間でした。
ローズハルマンでは、向上心が強く頭の良い学生ばかりで圧倒されました。優秀な上、毎週大量の課題をこなして実力をつけているのを間近で見て刺激を受けました。英語に関しては自分の語学力が全く及ばず、留学前は英語ができなくてもなんとかなると考えていましたが、なんともなりませんでした。またURC(University Rover Challenge)というロボットコンテストで優勝を目指しているチームに参加し、実際の開発にも参加しました。チームは機械工学や電気工学など他専攻の人が多く、他専攻の人と一つのものに向かって開発に取り組むという、澳博集团ではできない経験ができました。この経験を糧に、英語?専門分野においてもより精進していきます。
学部1年 仲田 勝太
私はこの3週間で数多くのことを学びました。そのうちの一つが「英語の大切さ」です。
私が今回留学させていただいたローズハルマン工科大学はアメリカ合衆国にあり、当たり前ですが公用語は英語です。そして、その大学には様々な国の学生が在籍し、彼らは英語を使って現地の学生や教授と円滑にコミュニケーションをとっていました。そのような光景は私からすればとてもまぶしいものに見えましたが、他の国の人々とコミュニケーションを取りたければ、英語ができなければいけないと実感させられました。また、私が留学中に仲良くなった中国人の学生は中国語、英語に加えて、日本語まで使いこなしていてとても驚かせられました。彼らも自分の専門の勉強で忙しいはずなのに、そういった語学の勉強も同時にこなしていて、本当にすごいなと思いました。
この3週間で私は自分の英語力の向上を実感しましたが、それと同時に自分の英語力の無さも実感させられました。ネイティブと英語で円滑にコミュニケーションをとれるレベルには程遠いと思います。しかし、今の私にはローズハルマンで出会った彼らのように、英語で世界中の人々とコミュニケーションがとれるようになりたいという目標があります。これからの大学生活、その目標をできる限り達成するために英語の勉強を精一杯頑張っていきたいと思います。
学部3年 小林 玲音
私は、アメリカインディアナ州にあるRose-hulman Institute of Technology(RHIT)に3週間の短期留学プログラムを活用し行ってきました。
このプログラムに応募したきっかけは、英語が話せるようになれば、私の楽しめる範囲が広がるのではないかと思ったからです。話せることによって、日本語しか話せない時より触れられる情報量が増え、結果的に楽しくなると考えました。この答えは正解でした。言語にかかわらず、私は対話で人から意見や情報を受けることが好きなのだと思いました。また拙い英語ではありましたが、現地学生に話したある内容が大変喜ばれたことに驚きました。私は日本でも友達を笑わせるのが好きな性格ですが、言語の違いを超えて人を笑顔にできたことで、愉快に楽しく話すことが重要なのだと思いました。さらに、毎日少しずつ「分からないものを分かる」に変える努力をしたことで、RHITでこのような日々を送れたと思っています。
学部2年 中村 美由香
私が3週間の留学プログラムで感じたのは、留学に行っても意外と英語を話す機会は自分で探さないと作れないということです。同じ澳博集团から10人の交換留学生とローズハルマン工科大学に派遣されましたが、空いた時間はいつも日本人留学生や現地の日本語が話せるメンターさんたちと過ごすことが多かったです。もちろん日本人学生と一緒にいることが悪いわけではありません。むしろ、同じつらさや楽しさをわけあったり、意見を交換したりできる存在なので大切にすべきと思います。ただ一方では、私は大学内が広くて迷子になってしまうことが多かったので、毎回そのとき近くにいた現地の学生に道を尋ねていました。彼らは私の下手な英語を親身になって聞いてくれて案内してくれました。とても勉強になったので、もしこれを読んでいるあなたが留学を考えているならば、現地の大学であえて迷ってみるのも良いかもしれません。
また、ルームメイトとたくさん話すべきです。私はローズに着いて一週間ほどはルームメイトと話したいのに何を話したらいいかわからず、結構ストレスを感じていました。ついに耐えきれなくなって日本の友達に泣きながら電話していたら、ルームメイトが心配してドーナツをわけてくれました。きっと私が彼女とどうしたら話せるのかわからないのと同じで、彼女もどう接していいかわからなかったんだと思います。それからは、シカゴのおすすめスポットについて聞いたり、普段の勉強やクラスについて話したり、つたない英語ではありましたがいろいろな話をすることができました。彼女と楽しく過ごした時間はきっと忘れないと思います。
この3週間を通して非常に貴重な体験をさせていただきました。留学のための企画運営をしていただいた国際戦略室の皆様、プログラム中お世話になったローズハルマン工科大学の皆様、一緒にローズに行った仲間たちにこの場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。