2017年度 澳博集团海外派遣留学支援事業(海外短期派遣)に採用された8名の学生が、ニュージーランドのワイカト大学で研修を行いました。
8名のニュージーランドでの研修や生活の様子をご紹介します。派遣時のブログ(英語のみ)もご覧ください。
派遣学生
- ※学年は派遣当時
研修報告
学部1年 木村 桜子
このプログラムを通して、私が第一に得たものはより強い海外への魅力です。それは、英語という他言語はもちろん、環境?生活?人など日本とは異なる文化に実際に触れることができたからだと思います。
授業においては、全体では日本人が目立ったものの学生の入れ替わりもあり、クラス自体は中国やサウジアラビアなどの他国の学生と学ぶ良い機会でした。内容も各国の文化の違いを取り上げたもので、先生が一方的に話すよりも学生同士で話題に対して英会話をする時間の方が多く感じました。授業のほかに、Japanese Class というものがありました。現地の日本語を学んでいる学生とコミュニケーションをとれるクラスで、彼らの他言語への熱心な取り組みを見ると、私自身も英語への勉強意欲が高まりました。
放課後や週末には、ただ家にいるのはもったいないです。滞在期間中は天候にも恵まれ、毎日のようにショッピングモールや観光地に寄り道して帰りました。この時間も、周りから聞こえるのは英語ですし、チケット購入や買い物も英語なので、こういった環境は日本では体験できない貴重なものでした。
ホームステイにおいては、ホストマザーは私が理解できるようなスピードで一日の終わりに会話の時間を設けてくれたり、不自由のないように気遣ってくれました。また衣食住に関して、NZは朝が早く7時頃には人々やお店も賑わいはじめ、逆に夜は18時前には帰宅というような生活習慣が基本です。主食はジャガイモと鶏肉で、初日の夕飯にそれらがまるごと出てきたときの驚きは忘れられません。このような文化の違いが刺激的でした。
私にとって初めての海外の地が、こののどかで自然豊かな国と温かい人々で良かったと強く思います。今回の経験を活かし、英語学習に励みたいです。
学部1年 星 裕也
私はワイカト大学のpathway collegeに3週間短期留学しました。授業での経験、ホームステイの経験など、とても貴重な経験をすることができました。
●学校について
クラス分けのテストでクラス分けをされ、私はUpper Intermediate Aクラスになりました。クラスには先生のための勉強をしているサウジアラビアの学生やさまざまな日本の大学の学生がいました。クラスメイトの英語のレベルがとても高く、とてもレベルの高い授業を受けることができ、とても満足しています。私の授業では学生がプレゼンをする機会があり、震災についてプレゼンを行いました。英語での発表、質疑応答、震災について、日本人の視点では気づかない指摘など、とても良い経験ができました。これからに向けて、大きな自信となりそうです。
また、pathway college生用の図書館もあり、レベルにあった本での勉強や、音声での勉強、映画を見るなど様々な環境がそろっていました。そのほかにもsports dayや日本語の授業の手伝い、English clubなど、現地の大学生と交流する機会が設けられており、様々な人と交流することができました。毎日とても充実しており、とても良い経験ができました。
●ホームステイについて
3週間海外の生活を体験することによって、日本との文化やライフスタイルの違いを肌で体験することができました。また、日常会話も毎日することで徐々に何気ない会話も英語を話すぞ!と意識しなくとも自然に話せるようになりました。これらはホームステイをしたからこそ得られたものだと思います。
学部1年 森 一樹
私はニュージーランドのワイカト大学パスウェイズカレッジで約3週間の海外研修をしてきました。海外に行くこと自体初めての経験だったのですが、渡航手続きのサポートがしっかりしていて気軽にチャレンジすることができました。また、奨学金があり留学費用の負担も軽減できました。
ニュージーランドで短期留学をするメリットはいくつかありますが、一つはホームステイをすることです。ホームステイは海外でのリアルな生活を体験することができ、さらに異文化をよく知り、理解を深めることができると思います。ディナーの時にはホームステイファミリーが食卓にそろい、たくさん会話ができる機会を設けてもらいました。何かを伝えたいという意思から、自然と英語学習に力が入ったと思います。他には、語学留学なので大学の語学学校で3週間英語を学ぶことができます。初日にテストを受けることで、それぞれ自分の力にあったクラスに振り分けられます。自分の英語力にあった授業であり、15人程度の少人数のクラスなので積極的に参加しやすい環境であると思います。教科書を進めるだけの授業でなく、色々な国についての話もあり楽しく授業を受けることができました。また、クラスには様々な国の人がいて自由に会話ができて、とても良い経験をさせてもらいました。
学部2年 阿片 るみな
私は約3週間、ワイカト大学のWaikato Pathways Collegeに留学しました。初めの1週間は英語での会話を理解できなかったり、自分が言いたいことを伝えることができなかったり、ニュージーランドでの生活になかなか慣れませんでした。しかし、積極的にホストファミリーや先生、Waikato Pathways Collegeに通っている日本人ではない友人に話すことで、ニュージーランドでの生活が楽しくなっていきました。また、日本で経験したことがないものもたくさんありました。例えば、授業で電子黒板を使っていたり、午前中の授業の間にお菓子を食べてもいい時間があったり、週に1度映画を見たりもしました。さらに、日本での授業以上に、クラス内でグループやペアに分かれて話したりしました。アクティブラーニングがとても盛んでした。単語の意味がわからない時はすぐに携帯で調べるのではなく、先生や友達に英語で聞いた方が勉強になることも知りました。
留学に応募する前は不安で、応募するか迷っていました。しかし、このような経験を通して留学に行ってとてもよかったと思います。英語に対しての意識がとても変わり、今後これ以上に英語を勉強したいと思っています。
学部1年 長井 雄平
ワイカト大学では様々な国から留学して来た学生たちと一緒に少人数のクラスで英語の授業が行われました。授業は主に、英語でのコニュニケーションと重要な文法表現から構成されています。特にグループでのコミュニケーションの内容は各国の文化や自然を題材としており、英語でのスピーキング力の向上とともに異文化理解もできるようになっています。クラスは少人数で構成されているため、授業内容の自由度がとても高く、居心地がとてもよかったです。また、授業外でのアクティビティも多く、放課後は校内でワイカト大学の学生たちと交流することもできます。ワイカト大学には世界各国からきた学生たちが多数いるので、海外の文化に触れることでより深い理解が期待できます。
ホームステイ先ではホストファミリーが優しく接してくれたので、どんなことでも質問することができました。基本的に観光は土日にします。同大学から留学している学生や、現地で知り合った学生などと高速バスで遠出することが多いですが、大学内で申し込める観光ツアーなどもありました。高速バスや観光地のチケットの予約はネットを使って英語で行われるので、最初は不安や不便さがありますが、繰り返しているうちに英語に対する抵抗が驚くほど解消されました。3週間を通して、学校での授業も休日の観光も楽しむことができ、とてもいい経験になったと思います。
学部2年 横田 大知
今回ニュージーランドへの短期留学を通して様々なことを経験しました。
到着直後から文化の違いを目の当たりにしました。気候の違いや交通の違い、またホームステイ先に着くと家の中の使い方などの違いなど、いきなり衝撃が多かったです。まだ緊張している私を、ホストファミリーは温かく迎えてくれました。笑顔で挨拶を交わすとすぐに車に乗せて市内を案内してくれました。もし、外国人の留学生が私の家にホームステイをしにきたら、私の家族は出会った直後にここまで優しくできないだろうなと思いました。また道ですれ違う人たちも私たちに挨拶をしてくれて、人の良さも実感することができました。
私が留学中困ったことは、強いて言うなら食事でした。ニュージーランドの主食は日本と違ってパンや芋なので、普段米をよく食べている私には少々辛かったです。米を食べたいと思ったことが何度あったことか。たまに米を出してくれるのですが、それは日本の米と違ってパサパサしていて正直苦手でした。また平日は、毎日ホストマザーがランチボックスを持たせてくれるのですが、中身がほぼお菓子だけでした。正直違うものが食べたいと思いましたが、ホストマザーが朝早く起きて作ってくれたと思うと言えませんでした。日本人の相手を思いやる良さでもあると同時に、自分の意見をはっきりと言えない悪い点でもあるなとつくづく思いました。
ワイカト大学に通いながら色々な国の人たちと会話することができ、また文化の違いをたくさん学ぶことができて本当によかったです。この短期間の留学で様々な経験ができ、この思い出は一生の宝物になると思いました。短い間でしたが、お世話になったホストファミリーをはじめとする現地の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
学部1年 髙野 隆正
今回の留学では、短い期間でしたが英語を話す勇気がつきました。私は、日本語を学ぶ学生のためのボランティアに参加し、ワイカト大学の学生さんたちと交流を持つことができました。英語の授業では、日本人の学生さんたちが多かったものの、ほとんどの人が高い英語スキルを身に着けており、もっと勉強しなくてはという気持ちになりました。担当の先生は私の稚拙な英語でもしっかりと聞いてくれて、聞き返せばわかりやすい英語で言い直してくれるなど、とてもやさしかったです。
家では、ホストファミリーがとても親しみやすかったです。早く帰ってくると、ホストファザーは2歳のルーカスと私と一緒に庭で遊んだり、サッカーの小技を教えてくれたりと面白い人でした。ホストマザーは、私の勉強のために絵本の読み聞かせのCDをかけてくれたり、字幕付きでディズニーの映画をかけてくれたりしてくれました。料理はもちろんおいしかったし、些細な日常会話も聞いてくれる人でした。ホストファミリーと次に生まれてくる赤ちゃんの名前について話したときはとても盛り上がり、楽しい夕食となりました。名前はマリアリタです。4月に出産予定なので会えないのがとても残念ですが、写真を送ってくれると言っていたのでとても楽しみです。
学部1年 磯部 宙
私はワイカト大学でカルチャーショックを受けたり、英語ばかりの世界など日本では体験できないような事をたくさん経験しました。
まず1つ目は、食文化の違いです。日本をはじめ、多くの東アジア諸国では米を主食とした文化ですが、ニュージーランドでは、主には小麦を主食とした食文化が主流です。そのため、日頃から米を常食としている私自身を含め日本人にとっては、かなり米が恋しくなるような生活でした。時々、米を用いた料理をホストファミリーが振舞ってくれるのですが、日本米とは違い細長いインディカ米なのでまるでパンを食べているかのようで、その点に関してもとても興味深いものでした。
2つ目は、メジャースポーツなどの違いです。日本では、サッカー、野球などのスポーツが主にテレビでは中継されていますが、ニュージーランドではラグビーやクリケットなど、日本ではまず目にしないような目新しいスポーツ中継をされている事に衝撃を受けました。野球は日本国内においてはとても人気でかなりメジャーなスポーツですが、世界を視点に置き換えてみると、野球の競技人口はクリケットよりも圧倒的に少ないのです。そういった事も日本にいたままでは気づけなかった事だと思います。
3週間という短い期間でしたが、その期間で学べた事は他には変えがたいものだったと僕は思います。この経験を生かして、これから先の将来で役に立てるように日々精進していきたいです。