短期?中期海外留学へつなげることを目的とした「留学準備の体験プログラム」を、福島県内にあるブリティッシュヒルズで実施致しました。当初は5泊6日の予定でしたが、澳博集团感染拡大のため、日帰りに変更して実施いたしました。

ブリティッシュヒルズでの授業の感想や今後の目標など、参加した学生の感想を紹介します。

1. 岩本 翼さん(学部3年) 2. 松本 正博さん(学部2年) 3. Angelita Gozalyさん(学部2年)
4. 阿久津 綾菜さん (学部1年) 5. 野坂 匠吾さん(学部1年) 6. 若生 優希さん(学部1年)
7. 関口 由登さん(学部1年) 8. 照島 明希さん(学部1年) 9. 景山 華帆さん(学部1年)
10. 佐藤 迅さん(学部1年) 11. 滝原 雄大さん(学部1年) 12. 漆田 瑛さん(学部1年)
13. 金谷 月さん(学部1年) 14. 武田 遼太郎さん(学部1年) 15. 深井 元さん(学部1年)
16. 加藤 潤之介さん(学部1年) 17. 北島 里紗さん(学部1年) 18. 橋本 望さん(学部1年)
19. 持田 晴生さん(学部1年) 20. 岡安 剛さん(学部1年) 21. 室田 彩夏さん(学部1年)
22. 布施 孝太さん(学部1年) 23. 小松 明弘さん(学部1年) 24. 辻 達也さん(学部1年)
25. Dwitipriya Panda(学部1年)

<研修報告>

1. 岩本 翼さん(学部3年)

このプログラムに参加する上での目標は2つあり、1つは自分の英語スキルの向上で、もう1つは自分の価値観を広げることです。今回はコロナ禍により、たった1日しかこのプログラムに参加出来ませんでしたが、たくさんのことを得ることが出来ました。

1つ目は自分の英語力がある程度通用することに気づけたことです。正直自分が上手く英語が喋れるか不安でしたが、いざブリテッシュヒルズに到着すると本当に英語しか話せない環境にワクワクしました。そのため、文法ミスなどは気にせずただ話すことを楽しもう、この状況を楽しもうと決めました。このプログラムを通して自分の伝えたいことを伝えるという情熱こそが、会話をする上で一番大切な要素なのだと体感しました。

2つ目はブリテッシュヒルズの先生方は、物事における答えは複数存在しそれらはそれぞれ尊重されるべきだという根本的な思想を持っていると感じたことです。私は、日本人はたった1つの正しい答えを求めようとする傾向があると思っています。しかし人生を生きる上で正しい答えが1つしか存在しないことはとても稀です。一方でブリテッシュヒルズの先生方は主に元々用意されていた答えより、生徒たちがそれぞれ自分で考えた結論を尊重していました。私はその考え方に感銘を受けました。

1つ目と2つ目の経験が、それぞれ自分の目標達成の要因になりました。もちろん、ブリティッシュヒルズの建物の内装や外装はとても美しく、図書館はずっと居たいと思えるほどとても快適な空間でした。このような建物で、素晴らしい先生方の授業を受けることが出来て光栄です。この経験を英語学習の今後の原動力として活用していきたいと思います。

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2. 松本 正博さん(学部2年)

山を越え、谷を抜けたその先は中世イギリスだった。6時40分にバスに乗り込み、一時間半ほどで、イギリスに着くはずがない。早朝だったため、私は、まだ夢を見ているのだろうかと思い、現在地を確認すると、そこは福島県だった。

ブリティッシュヒルズに着いた私たちは、まずマナーハウスを見学した。そこには、高価な絵画や彫刻など美術品が飾ってあった。また、クイーンズルームやキングズルームには、優雅な家具があり、中世イギリスの雰囲気を醸し出している。そして、ライブラリーには、約1600点の本や新聞などがあるようだ。見学後、ボールルームにて、オリエンテーションが行われた。Rhys先生は、ブリティッシュヒルズの過ごし方やコンセプトなどを説明した。

オリエンテーションが終わり、1時間目の授業は、Social Mediaに関することだった。その授業では、ソーシャルメディアの例を挙げ、グループ内でよく使うSocial Mediaについて話し合った。そのあと、グループでインタビュー内容を考え、ほかのグループのメンバーにインタビューを行った。そのインタビューでは、事前に考えた質問を聞くだけでなく、回答に応じて、柔軟に質問を行うことができた。

2時間目の授業は、"日本"に関することだった。まず、私たちが知っている日本の有名なものを挙げ、外国の人が知っている日本の文化は何かをあてるゲームを行った。そして、日本と外国での過ごし方の違いについて知ることができた。この授業では、実際に外国の人が知っている日本の有名なものと、私たちが思う日本の有名なものが違うことが分かった。また、日本と外国では、文化や風習の違いがあることが分かった。したがって、自分や自国の考えだけに縛られず、様々な視点を持つことが重要だと思った。

お昼になり、リフェクトリーにて、美味しいビュッフェを食べた。中世イギリスの雰囲気が漂う場所で、ナイフとフォークで食事をする機会がない私にとって、緊張して食事がのどを通るか不安だった。だが、その緊張がほぐれるほど、おいしい料理で、気づいたら完食していた。

午後になり、3時間目の授業では、SDGsに関する内容だった。SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のことである。この授業では、SDGsの17の目標について学び、その目標に関連する場所について話し合った。この目標を達成するために、世界中の人々が協力する必要があると思った。そうすれば、持続可能な世界を実現することができるだろう。私も、17の目標を意識し、ごみの分別や電気の節約など、自分のできることを行っていきたい。

最後の授業では、Critical thinkingに関する内容だった。クリティカルシンキングとは、明確かつ合理的に考える能力のことである。この能力を身に着けることで、幅広い視点で物事を考えることができ、グローバルで活躍するためには必要不可欠である。また、要素factや意見opinionの違いや、RAVENメソッドという思考法も学んだ。RAVENとは、Reputation(名声)、Ability to see(視覚)、Vested interest(利害関係)、Expertise(専門性)、Neutrality(中立性)の5つの観点から情報の信ぴょう性を分析する思考法のことだ。授業では、各観点で、例題を解き、理解を深めることができた。この授業で学んだことを、卒論を書く際に生かしたいと思った。

今回の研修は、一日だけだったが、感性が刺激され、多くのことを学び