このプログラムは、できる限り海外に近い環境において研修を行うことにより、今後の短期?中期派遣へのきっかけとし、国際的視野を持った優秀な人材育成を行うことを目的としており、福島県内にある施設、ブリティッシュヒルズにて実施しました。

受講した授業や今後の目標など、参加した学生の感想をご紹介します。

1. 佐藤 滉太さん(学部1年) 2. 寺田 優彦さん(学部1年) 3. 水谷 祐貴さん(学部1年)
4. 楠本 悠斗さん(学部1年) 5. 井上 孝乙さん(学部1年) 6. 金子 開成さん(学部2年)
7. 橋本 望さん(学部2年)

<研修報告>

1. 佐藤 滉太さん(学部1年)

私はブリティッシュヒルズの生活を通して、英国での生活に対する知識をたくさん学びました。今回は計7人での生活となりましたが、不満なことは何もなく生活を送ることができました。

朝は7時に起きて、諸々の準備をして7:30に朝食を食べ、授業を受けて昼食。授業間では30分の休憩があり、少しだけ休憩時間が長いかなと感じました。その後昼食を食べます。朝食昼食共に、とても美味しかったです。その後また授業を受け5:30に終了します。6時には夕食です。4日目の夕食ではコースディナーをいただきました。コースディナーにはたくさんのルールがあり少し煩わしいと感じましたが、それでもとても美味しかったのでよかったです。この体験は次の機会のために覚えておこうと思います。

残りの時間はパブや部屋で過ごしました。パブには、ダーツやチェスのようないくつかの娯楽がありました。特に私はダーツには自信があり、60点のエリアに2回ほど当てることができました。また、パブでバタービールを飲みました。というのもこれはバターを泡立てたものをリンゴジュースの上に乗せたもので、決して本物のビールではありません。とても良い思い出を作れました。

私は毎日だいたい12時かそれ以降に就寝しました、ですが日に日に疲れが溜まってしまいました。少ない時間しか寝なかったことを少し反省しています。すべての授業はとても面白く、役に立つものでした。中でもクロスカントリーは一番楽しかったです。内容はスキー板を履いたまま雪の上を歩くもので、かなりハードでとても疲れました。ですが下り道はとても爽快で気持ちよかったです。先生がたも同様に楽しんでおられました。

また、私は英語圏の文化について、日本の文化と少し異なる点に気がつきました。それは英語圏の人々は友好的ではありますが、結局は私自身から話しかける必要があるということです。例えば、日本のお店では店員が「なにかお困りですか」などと話しかけてくれます。ですがそのような文化、おそらく英語圏にはないのだと感じました。そのため、もし私が何か話したいこと、尋ねたいことがある時は、もっと積極的になる必要があるでしょう。これは英語能力、特にスピーキング能力の取得の仕方と同じだといえるでしょう。ブリティッシュヒルズにおいてこのことに痛感しました。

私はこのスキルを取得するために、今後はもっと留学生に話しかけようと考えています。これらの経験はとても良いものであり、また役に立つことになりそうです。このような機会をくださり本当にありがとうございました!

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2. 寺田 優彦さん(学部1年)

今回のプログラムに参加して感じた感想は3つあります。

1つ目は、イギリスの文化は日本とはとても違うなと感じました。例えば、テーブルマナーです。日本では食前と食後に挨拶をします。しかし、イギリスでは挨拶はしないです。またスープを飲む時も日本は自分の近くまで器を持ち上げますが、イギリスではスプーンですくって持ち上げずに飲みます。色々違うなと思いました。

2つ目は、イギリスのゲームと他の国のゲームが似たようなところがあるなと感じました。例えば、スヌーカーです。それは、とてもビリヤードに似ています。他には、チェスです。チェスは日本の将棋に似ています。僕は将棋がとても好きでチェスもとても楽しく感じました。これからももっと強くなりたいなと思いました。

3つ目は、英語の重要性と汎用性です。英語がスムーズに使えるだけで、様々な人たちと会話ができとても楽しいです。また色んな考え方を直接聞けます。そして何より、自分の伝えたいことを誰にでも伝えることができるようになります。もし自分も出来るようになったら、イギリスでハリーポッターのことをたくさん調べたいです。

最後に、このプログラムに参加して英語に対する向き合い方が変わりました。これからもっと勉強したいと思えました。そして最終的には留学に行きたいです。

3. 水谷 祐貴さん(学部1年)

最初に、このプログラムに参加させていただきありがとうございます。澳博集团のおかげで参加することができました。なぜなら、大学がたくさんの経済的なサポートをしてくれたからです。このプログラムを通して特に興味深かったレッスンは、2つあります。クリティカルシンキングとビジネスエクスペリエンスです。

第一に、クリティカルシンキングの授業では、RAVENについて学びました。RAVENは、 reputation(評判)、ability to see(見る能力)、vested interest(偏った興味があること)、expertise(専門知識)、neutrality(中立性)の意味です。これらを使うことで、よりクリティカルに考えることができます。次に、2グループに分かれました。私は裁判官を、他の友達は検察側と弁護側を演じました。そのクラスの先生が架空の殺人事件を例に挙げて、検察側を弁護側は容疑者が本当に殺人をしたのか、していないのかを説明するためにプレゼンテーションの準備をしました。そしてその2グループは、私に事件が起きた当日の流れを説明し、私は裁判官として容疑者が有罪か無罪か判断しなければなりませんでした。2グループとも論理的に説明してくれたのですが、決めるのが難しかったです。しかし最終的に、容疑者は無罪であると判断しました。ロジカルシンキングという単語は知っていたのですが、ロジカルシンキングをする経験が今までになかったので、この活動が楽しくて、友達と一緒にロジカルに考えるというのが面白いと感じました。以上が、ロジカルシンキングのクラスが面白いと思った理由です。

第二に、ビジネスエクスペリエンスのクラスでは、パートナーとプレゼンテーションをしないといけませんでした。突然ですが Dragon's Denを知っていますか。Dragon's Denはイギリスのテレビ番組で、立候補者は投資家たちに投資をしてもらうために、ビジネスのアイデアをプレゼンテーションします。私たちはこれと同じことをしました。なのでパートナーと一緒に商品をデザインして、プレゼンテーションの準備をしました。ちなみに私たちの商品の名前は「3Dフードプリンター」で、ピザのように簡単な料理を自動で作ってくれます。プレゼンテーションの後は、投資家(先生2人と2生徒が演じます)からの質問に答える必要がありましたが、とても難しく、やりごたえがあると感じました。なぜなら質問をよく聞いて答えることも、全て英語でこなさないといけなかったからです。さらに質問は製品に関することだけでなく、例えば製品がどれだけの利益を生み出せるのか、ビジネスをスタートするためにどれくらいのお金を私とパートナーが持っていて、どれくらい投資家たちに投資をしてほしいのかなど、お金に関する質問もされて交渉をしないといけなかったからです。しかしながらこの活動は、とても役に立つと感じました。その理由は、澳博集团では卒業するときに卒業論文をプレゼンテーションして、教授達からの質問に英語で答えないといけないからです。これはブリティッシュヒルズで経験したこの活動とよく似ていると思いました。

最後に、5日間のこのプログラムは大変楽しかったです。加えて、今までブリティッシュヒルズのような4つ星ホテルに泊まったことがなかったので、とても貴重でした。もし少しでも英語を上達したいと思ったら、ぜひこのプログラムに参加してみてください!重ねがさねになりますがこのプログラムで助けてくださったみなさん、本当にありがとうございます。

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4. 楠本 悠斗さん(学部1年)

私は英語のスキルアップのために、この活動に応募しました。英語が流暢に喋れるわけではないので最初は不安が大きかったです。

まず感じたことは、すごくわかりやすく話してくれるなと思いました。洋画を見ていても字幕がないと全くわからない私でも、分かりやすく話してくれていました。そのおかげで授業にもついていけました。

Critical Thinkingという授業では、いろんな目線で考え、固定観念に縛られないで物事を考えるということをしました。それを英語で考えるというだけで、頭が回らなかったです。加えて、思いついてもそれを英語で伝えることがものすごく難しかったです。

次はBusiness Experienceという授業では、起業するためのアイディアを考えてそれをプレゼンするという授業でした。プレゼンするときは、先生たちからの質問に答えなければいけなかったのですが、それが楽しくもあり、難しくもありました。その二つの授業は自分にとって役に立ったなと思いました。

総じて感じたことは、楽しすぎる5日間でした。そして、自分が伝えたいことを伝えられないなと感じました。なのでこれからも勉強して、日常会話くらいは流暢にできるようになると決心しました。留学する前の体験としてはとても良い機会でした。

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5. 井上 孝乙さん(学部1年)

私は今回の体験を通じて、たくさんの楽しい授業を受けることができました。私が特に面白いなと思った授業は、二つあります。

一つ目は、Business Experienceという授業です。この授業は、新しい製品のアイデアを考えて英語でプレゼンするというものです。プレゼンをしている時に質問され、即時に答えを英語で出す能力が問われます。私は、質問に対してうまく答えられず、単語だけの貧相な回答をしてしまいました。この授業を通して、質問に対して、しっかりと回答を出して会話するための英会話力はとても大事だと思いました。

二つ目は、Critical Thinkingという授業です。この授業はRAVENという手法を使って、最終的に裁判をするというものです。私は弁護側で被疑者を弁護する立場でした。事前に証拠を調べていたこともあり、裁判中は積極的に英語で発言することができました。その結果弁護側が勝つことができました。この授業を通して、積極的に英語を話すことが大事だと思いました。ほかにも、snookerchessなどの授業もとても楽しかったです。

ブリティッシュヒルズでは、毎日食べ物がおいしくて毎日楽しく生活することができました。しかし、テーブルマナーでは学ぶことが多く食べ方に精神を集中しすぎたせいで、味わうことができませんでした。慣れていくしかないなと思いました。

この五日間で学んだ経験は、私の英語に対する意識を変えてくれました。来年度からは、留学生との交流に励みたいと思います。今回は研修に参加させていただき、本当にありがとうございました。

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6. 金子 開成さん(学部2年)

私がブリティッシュヒルズに行った目的は、将来のため英語力を向上することです。その点に関して、私はこの経験は英語を向上させるのにふさわしいと思いました。そのように考えるのには、理由が二つあります。

一つ目は、海外の文化に触れることができたことです。特にそれを感じたのはテーブルマナーとIntroducing Japanという授業です。ご飯を食べるとき、私たちはフォーク、ナイフそしてスプーンを使いました。いつも箸を使っているので、箸を使わない食事は良い経験になりました。さらに、テーブルマナーもあるので、正しい食事の作法は、いつも意識していない自分にとってとても難しく感じました。

そしてIntroducing Japanの授業では、海外と日本の文化の間違い探しの動画を見ました。そこで、私は、「いただきます」と「ご馳走様」は、海外では言わないということを理解できました。

二つ目は、ブリティッシュヒルズの質の良い授業を受けられたことです。そこでの授業は、ブリティッシュヒルズでしか学ことのできない面白い授業でした。私が一番面白いと感じた授業は、ビリヤードです。初めはルールもよくわからず、球も変なところに飛んでくので、難しいと感じていたのですが、球を思い通りの方向に飛ばせるようになってからは、楽しいと感じました。さらに、私は偏食なので、ブリティッシュヒルズに行く前、食事に関して不安がありましたが、ブュッフェとコース料理は、その不安をかき消すほど美味しくて、今となってはもっと食べとけばよかったと思っています。

最後に、私が最高だと感じたのはこの仲間たちと五日間過ごせたことです。初めに、私は二年生二人、一年五人と聞いて馴染めるか不安でしたが、一回打ち解けてみたらそこで過ごす日々がとても楽しく、五日間だけでは足りないと感じました。

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7. 橋本 望さん(学部2年)

私はこのプログラムにおいて二つの目的を持っていました。一つ目は、英語を話すことを恐れないこと。二つ目は、積極的に話すことです。これら二つのことを達成できたと思います。

授業はディスカッションをメインとして行われました。なので、常に話すことを意識していました。先生や受付の人たちと楽しく話すことが出来ました。先生たちはフレンドリーで話しやすかったです。すべての授業が楽しく、時間が過ぎるのが速く感じました。

Critical thinkingはとても面白かったです。五つの項目からディスカッションするもので、それぞれの意見があるので、面白かったです。Business Experienceはとても大変で、緊張した授業でした。一から製品の詳細、金額、投資額などを自分たちで考え、プレゼンをしました。四人の出資者の前でプレゼンをしましたが、あの緊張感は忘れないと思います。しかし、色んなアイデア、製品があり面白かったです。

このプログラムで、私は初めてチェスをしました。予想以上にハマってしまい、パブでルームメイトと白熱した勝負をしました。パブにはダーツもあり、みんなでしました。雑談をしながらのダーツは、とてもいい心地がしました。スヌーカーも初めてプレーしました。ビリヤードとはルールが少し違い、面白かったです。Cross-country Skiingは晴天の下でしました。腰を落とすことがポイントですが、中々な怖さでした。機械があれば絶対にしてほしいです。

最終日の授業であった、Sherlock Holmesは、このプログラムの中で一番難しい授業だと思います。論理的な考えやひらめき力が試されたが、全く解くことが出来ませんでした。私は102個しか解くことが出来ず、モールス信号はこれからも解くことはできないと思います。

ビュッフェはどれもおいしく、楽しみの一つでした。水曜日にコースディナーがありましたが、メイトのステーキが一番美味しかったです。テーブルマナー講座は、知らないことが知れて、とてもためになりました。フリータイムは色んなことをして楽しみました。スポーツ、ダーツ、チェスや中には英語縛りで遊ぶなど、忘れられない思い出を作ることが出来ました。五日間という短い期間でしたが、濃く楽しく?成長した五日間でした。

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