2023年度 澳博集团海外短期留学支援事業に採用された5名の学生が、ニュージーランドのワイカト大学で研修を行いました。

学生の研修や生活の様子をご紹介します。

<派遣学生>

 

1. 若生 優希さん(学部3年) 2. 藤原 百花さん(学部2年) 3. 畑澤 遼太さん(学部2年)
4. 石井 茉那さん(学部1年) 5. 武藤 桃さん(学部1年)

<研修報告>

1. 若生 優希さん(学部3年)

私は他国の人とのコミュニケーションに対する不安を克服するために、この留学プログラムに参加しました。その結果、3週間後には、見知らぬ人とも不安なく会話できるようになり、目標を達成することができました。

目標を達成するために、ホストファミリーとのコミュニケーションに重点を置きました。朝と寝る前に彼らに挨拶をし、夕食時にその日の出来事について話す習慣を身につけました。ホストファミリーは何か分からないことがあるときは何度も聞き返してくれました。これにより、リスニングスキルが向上するだけでなく、理解しにくい表現を学ぶことができました。

宗教など、特定の語彙が必要な会話には苦労したので、もう少し語彙を勉強する必要があると感じました。

私は英語で自分の意見を明確に表現する必要性も感じました。よく「何がしたい?」と聞かれ、私の意見を求められました。特に初心者は、英語の曖昧な表現を知らないので、意見を明確に表現しない限り、私たちは自分の意見を表すことができません。この留学体験は、自分の意見をしっかり持つことの重要性も教えてくれました。

ニュージーランドでは、バス停などで待っている間に他の人と話すことが一般的であり、それはとても良い文化だと思いました。

たった3週間という短い期間でしたが、授業と休日のバランスがとても良く、私の日々を充実させることができました。

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2. 藤原 百花さん(学部2年)

今回のニュージーランドでの留学を通して、私は様々なことを経験し学ぶことができました。留学中で特に思い出深かったことは、ツアーに参加したことでした。ニュージーランドにはたくさんの観光スポットがあり、それを全て回り切ることはできませんでしたが、同じ大学の子たちと週末を全て使って可能な限りたくさんのツアーに参加しました。ツアーでは、様々な貴重な体験をすることができました。例えば、ワイトモケーブでグロウワームを見たり、タウポ湖でジェットボートに乗って滝を見たり、ロトルアでマオリ族の伝統的な踊り(ハカ)を見たことなど。 どのツアーも日本にはないものを見ることができたり、初めてのことを経験できたのでとても楽しかったです。そのツアーの中で私が一番思い出深かったことは、タウポツアーでした。タウポツアーでは、初めにジェットボートに乗ってフカ滝を見に行き、その次にタウポ湖でパラセーリングというパラシュートをモーターボートで引っ張り、凧揚げのように海上を飛んでいくアクティビティを体験しました。体験したことのないアクティビティを経験することができとても楽しめました。また、一緒にツアーに参加した同じ大学の子たちや他の大学の子たちと仲良くなれたこともとても嬉しかったです。ニュージーランドは日本と比べて自然がとても豊かなところで毎日自然に癒される暮らしができました。ニュージーランドの方たちは穏やかで親切な方が多く、拙い英語で私が話したとしても真剣に聞いてくれたり、丁寧に聞き返してくれました。なので初めての留学だった私でも安心して過ごすことができました。留学を通して、自分がもっと英語を話せていたらよかったと悔しく思うことが多々あったので、留学中に学んだ自分の英語の弱点をなくせるようこれからも英語の勉強を頑張っていこうと思いました。最後に、この短期留学で体験したこと、感じたことは一生忘れることの出来ない思い出だと思います。このような素晴らしい留学に参加できて本当に良かったです。そして、親切に、温かく支えてくれた全ての人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。初めて留学する方、自然に癒されたい方はぜひニュージーランドに留学してみてはいかがでしょうか?

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3. 畑澤 遼太さん(学部2年)

ニュージーランドではたくさんのことを経験した。でも一番面白かったのはマオリ語を学んだことかな。学校でマオリ語の授業があり、「キア?オラ(こんにちは)」「ケイ?テ?パイ(元気です)」などのフレーズを学んだ。マオリ語は先住民だけが使う言葉で、今ではあまり使われていないと思っていたからだ。しかし、ニュージーランドに住んでみると、マオリ語が使われているのをよく見聞きした。電車では英語のアナウンスの後にマオリ語のアナウンスがあった。動物園には英語とマオリ語の看板があった。次の授業では、ニュージーランドの人々についても学んだ。マオリの人々、マオリの血を引く人々、そしてマオリ以外の人々がいる。このことがなぜ重要なのかを理解した。マオリ語を学ぶ理由はもうひとつあって、それはマオリの歴史や文化をより深く理解するためだということにも気づいた。

英語の文化や言語についても学びました。ニュージーランドはイギリスの植民地だったので、イギリス英語が広く使われています。しかし、私は主にアメリカ英語を学びました。例えば、「washing」と「laundry」、「french fries」と「chips」、「gas」と「petrol」などの違いには慣れるのに時間がかかりました。

この留学プログラムでは、英語だけでなく、イギリスの文化も学ぶことができました。これらは大切な経験です。これらのことを活かして、英語を学んだり、外国人の文化や背景を尊重しながらコミュニケーションを図ったりしたいです。

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4. 石井 茉那さん(学部1年)

ニュージーランドで過ごした日々は、私にとってより重要なものになっていくと思います。この短期留学を通して私はニュージーランドの文化、伝統、食べ物、生活などについて少し学ぶことができました。その中で、ニュージーランドでの日々と言語について書きたいと思います。

初めてのニュージーランドで過ごす日々は私にとって穏やかで、新鮮で、興味深い場所でした。湿度は低く、気温は朝は少し冷えますが、お昼は暑い印象でした。晴れの日は紫外線が日本よりも強かったので、日焼け止めが重要でした。一方で、雨の日は雨音が激しく家からも容赦なく音が響いていました。多くの人が雨が降っても傘をあまりささないことに少し驚きました。ホストマザーは、秋だから天気がとても変わりやすく、ここハミルトンでは気温も変わりやすいと言っていましたがまさにその通りで、雨が降ったり止んだりと移り変わりが激しく傘をあまりささない理由の一つでもあるのかなと思いましたし、実際のニュージーランドの気温は日本に少し似ているとも思いました。そのおかげか、気候には特に悩まされることはありませんでした。

次に軽くニュージーランドのバスについて書こうと思います。

ニュージーランドのバスは日本のバスと比べ、とても賑やかでした。さらに、ニュージーランドの人々はみんな元気でエネルギッシュでした。私はWaikato大学に行くときはバスを利用していたのですが、毎日がとても新鮮でした。友人と話す人やビデオ通話で家族と楽しそうにおしゃべり(おそらく母国語)をする人もいました。子供達がバスで大きな声で楽しそうに話をしていたのも印象的でした。

次に、私がWaikato大学で学んだことについて書こうと思います。English Classの授業はほぼアクティビティで、それが全体の80%を占めていたと思います。アクティビティの中には、大学の人にインタビューを行う活動もあり最初は少し大変でしたが楽しかったです。その他にもリスニングがありました。初めは、早すぎて聞き取れないことがちょくちょくありましたが、続けていくうちに少しずつ聞き取れるようになった気がします。英語以外にも学べた事があります。それがマオリ語です。私にとって英語以外の言語を学ぶことは初めてでしたのでとても興味深かったです。このEnglish class を通してマオリのことについて少し知ることができました。マオリの文化や伝統、音楽そして言葉。特にマオリの音楽は穏やかで、ゆったりかつどこか力強い感じでした。

以上のことから、私はニュージーランドに行ってよかったです。ニュージーランドで過ごしたことで新たに他の言語にも目を向けることができましたし、己の英語力の乏しさを思い知りました。私には英語の勉強や他のことも学ぶべきことはたくさんありますが続けていきたいと思います。

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5. 武藤 桃さん(学部1年)

私はニュージーランドでたくさんのことを経験しました。これから学校の授業や外出、会話やニュージーランド文化について新しく知ったことを話したいと思います。

まずはワイカト大学での授業についてです。平日は午前9時から午後3時まで授業を受けていました。 授業では基本の4技能だけでなく、発音やイディオムについても学習しました。そのおかげで今では自信を持って英語を発音できるようになりました。私のホストマザーは私の発音をネイティブスピーカーとほとんど同じだとよく褒めてくれたのがとても嬉しかったです。また授業では本の要約やお気に入りの贈り物など、いくつかのトピックに基づいて長い文章を書く機会もありました。短時間で終わらせなければならなかったので、以前よりも言いたいことを早く英語で言えるようになった気がします。

次は外出についてです。週末の外出は私にとって英語を上達させる重要な機会でした。なぜかというと、大学ではクラスがほとんど日本人だったためあまり英語を話す機会がなかったからです。そのため週末にはたくさん英語を話すようにしました。私はワイトモ、タウポ湖、オークランド、ロトルアなどさまざまな都市を訪れました。その中でできるだけ人に話しかけるようにしました。ニュージーランド人の英語が理解できないこともありましたが、彼らの英語を聞いて自分の考えを表現しようととにかく頑張りました。 自分からニュージーランドの人と話しに行ったことが英語を上達できた最大の理由だと考えています。

3つ目に会話についてです。私はホストマザーとできる限りコミュニケーションをとるように努めました。また、ワイカト大学の学生たちに一生懸命話しかけました。外国人と多く交流することも留学の目的の1つだったからです。自分から人に話すのは勇気が必要でしたが、その分話した後は達成感を感じることができました。私はニュージーランドの人と話しながら、彼らの英語の表現を盗もうと心がけました。それはネイティブの表現方法を身につけたかったからです。言いたいことがあるけど英語でどう言えばいいのか分からないとき、アプリを使って翻訳することもできます。しかし、Google翻訳やDeepLなどの翻訳機による英語はぎこちないし、ネイティブはもっと違う言い回しをすると考えて、そうしていました。それは私にとって役に立ったと思います。

最後に、ニュージーランド人の文化について話します。 ニュージーランドと日本では2つの異なる文化を見つけました。まず、ニュージーランドでは日本ほどプラスチックを見かけませんでした。日本では、ほとんどの商品にビニール包装が施されています。 しかし、ニュージーランドではそれをあまり見かけませんでした。プラスチックを使わないことは私たちにとって非常に良いことだと思います。なぜかというと、私たちは地球温暖化について考えなければならないからです。 2つ目は、ニュージーランドではジェンダーフリートイレを見れたことです。私はそれを日本では見たことがありませんでした。 だからニュージーランドで初めて見たときは新鮮でした。いつか日本でもこの光景を見れたらいいなと感じました。

私はたった3週間でたくさんのことを学び、色々なことを経験しました。このことはきっとずっと忘れません。 この思い出を心に留めて、また長期留学したいと考えています。

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