平成28年度澳博集团海外派遣留学支援事業(海外短期派遣)に採用された8名の学生が、ニュージーランドのワイカト大学で研修を行いました。
8名のニュージーランドでの研修や生活の様子をご紹介します。
派遣学生
- 添田 有佑さん (学部1年)
- 滝原 航大さん (学部1年)
- 鷲澤 真由さん (学部2年)
- 荘司 優人さん (学部1年)
- 馬場 伊織さん (学部4年)
- 中野 洸平さん (学部1年)
- 松岡 晃孝さん (学部1年)
- 高萩 大河さん (学部1年)
※学年は派遣当時
派遣報告
学部1年 添田 有佑さん
海外に実際に行き、海外の魅力であったり文化を学ぶというプログラムである。英語を用いて、会話や生活をする上で確実に必要な知識を学ぶことができる。また、黒板ではなく電子黒板を用いているためアクティビティに富んだ授業展開が魅力である。実際に動画を見たり、音楽を聴いたりなど生徒が飽きることなく授業に向き合えた。ワイカト大学での授業を受け、英語を用いた会話をスムーズに行えるようになった。また、行くまでに個人的にも勉強をするようになり、英語に対しての意欲や勉強時間が高まり、英語を用いることについて抵抗がなくなった。そしてこれらを通してこれからも学ばなければならないなと感じた。
初めての海外ということもあり、見るもの全て新鮮であり、他国の文化に興味があった私にとって未発見だったものを確認できる良い経験になった。 また、海外における福島県の現状等を自分なりに質問し聞くことができ有意義であった。今回の留学を通して、自分が外国人という立場で3週間生活して、自分なりに考えさせられることばかりであった。英語を使う楽しさ、家族への思いやりなどホームステイと通しても学ぶことはたくさんあった。このバックグラウンドを生かし、海外経験のない子どもたちの支援をしようと思えた。
学部1年 滝原 航大さん
3月5日?3月25日
日付 | レポート
5日 :オークランド空港到着後、大学でホストファミリーと面会、ホストマザーと大学下見、バス停確認
6 日:大学初日、クラス分けテスト、大学内見学
7日: 本格的に授業開始、放課後ハミルトン市内のスーパーを見に行きました。
10日: 大学でスポーツデイ(毎週金曜日無料)がありました。外国人と一緒にサッカーやバドミントンなどいろいろなスポーツをしました。
11 日:オークランドに行きました。治安はあまり良くなかったです。しかし、外国人と会話するいい機会となりました。
13日: クラスで一番仲良い中国の友人ができました。
14 日:新しく3人の生徒が自分のクラスに加わりました。それぞれ中国、韓国、オマーン出身なので英語で会話するには絶好の機会となりました。
17日: オマーン出身のワイカト大学の生徒とサッカーにおけるPKで勝負し、そこからお互いのテクニックの上手さを認め、親友になりました。
18,19日; タウポツアーとロトルアツアーに参加しました。バスガイドは当然英語で話します。リスニングのいい勉強になりました。
20日: いよいよ最後の週の始まりです。英語を話すことに違和感を感じなくなっていました。
21 日:外国の友人と冗談交じりの会話をできるようになっています。言葉で伝わらないこともありますが、表現力次第でいくらでもわかってくれます。しかし、もっと英語を話せるようになりたいと思いました。
22日:大学の先生と最後になる授業が出てきました。いろいろ教わったことに対して感謝の気持ちを伝えました。英語を話すいい機会になると同時に先生が恋しくなります。
23日:外国の友達ともいろいろな会話ができるようになりました。その友達に自国の文化の話を教えてもらいました。
24日: いよいよ最後の授業です。いろいろお世話になった先生に感謝の気持ちを伝え、外国の友達にいつか彼らの国に行っていろいろな文化を感じたい、必ず行くと約束しました。
25日: 早朝ハミルトンからオークランド空港までシャトルバスで移動、そこから韓国経由で成田空港まで飛行機で移動。
学部2年 鷲澤 真由
私は、3週間ニュージーランドのワイカト大学パスウェイカレッジに通い語学研修をしました。大学での授業は、初めにクラス分けのテストを受け、それに基づいて自分のレベルに合ったクラスで英語を学びます。クラスは少人数制で多くても15人程でした。生徒間の距離、先生との距離が近くとても授業に参加しやすい環境でした。火曜日の午後はEnglish Clubと言ってボランティアの先生と英語を学びたい学生が集まり自由にお話ししながら異文化交流と英語が学べるというプログラムがありました。そこには、他大学の日本人学生もたくさんいて、みなさんリスニング力、スピーキング力のレベルがとても高くよい刺激を受けることができました。また、ホームステイや現地での生活を通して日本とは異なる文化をたくさん学ぶことができました。ニュージーランドの食事や生活習慣、考え方など日本と異なることが多くびっくりしました。さらに、休日を利用してどこかへ出かけ観光もすることで、ニュージーランドの魅力にも気づくことができました。初めは英語ばかりの環境で聞き取れなかったり、自分の言いたいことがうまく言えなかったりと戸惑うことが多かったですが、日が経つにつれてだんだんコミュニケーションが取れるようになれたので嬉しかったです。この留学で自分の英語力のなさを再確認することができたので、日本でも英語の勉強を続けていこうと思います。
学部1年 荘司 優人
私はワイカト大学に留学して、様々なことを得ることができました。英語が上達したことが第一に挙げられます。3週間の留学を通して、自分の英語に自信がつき、積極的に海外で活動したいと思うようになりました。今まで英語圏の国々しか行ったことがなかったのですが、ヨーロッパなどの英語圏以外の国にも行きたいと思うようになりました。ワイカト大学で数多くの外国人の友人をつくり、日本に帰った今でも英語を使って連絡を取り合っています。海外に人脈を持つことができたことを嬉しく思います。ですが、それよりも留学において良い経験だったのは、自分の視野を広げることができたことです。私はワイカト大学には多様な国から数多くの留学生が来ているので、様々な国の人たちと関わりを持ちました。その中で、多様な文化、価値観に触れて、色々な視点から物事をみることができるようになったと思います。私は現在、自分が将来何をしたいのか、とても悩んでいます。ですが、今回の留学で視野を広げることができたので、私の進路選択にも良い影響を及ぼしていくと思います。ワイカト大学への留学はとても良い経験になりました。
学部4年 馬場 伊織
私は三週間、ニュージーランドに滞在しました。楽しかったこと苦労したことを紹介します。まず、楽しかったことは、他国の留学生や現地の人との交流、学校の授業、ツアーです。私のクラスは、アジア圏の留学生が4人、日本人留学生が6人の構成でした。他国の学生や先生と気軽に話せる環境が新鮮かつ貴重な時間でした。ツアーでは、ロトルアツアーに参加しました。羊のショーが見れる牧場、幽霊が出ると噂のある湖、Lugeというソリのようなものに乗って山頂から下るアトラクションがありました。日本とは違う規模の大きさが海外を感じさせられました。
次に、苦労したことは、言語や食事、物価の違いです。当たり前ですが、英語は私たちにとって第二言語なので、意思を伝えることには苦労しました。しかし、二週間経つとホストマザーや先生の言いたいことが、少し理解できるようになりました。また、日記も書いていたので、話すとき、簡単な言い回しですが、自分の意思を伝えることもできるようになりました。食事は、全く合いません。日本食が恋しくてたまりませんでした。物価は、日本と比べて割高でした。お金を多少多めに用意しておかないと、余裕をもって行動できないなと感じました。
今回、私は初めて海外に触れました。ニュージーランドは、自然が多く、人が優しい、心が温かい国という印象を受けました。その反面、技術的に発達していない部分もあり、不便と感じることもありました。そのことで日本は、恵まれすぎていること、それは当たり前ではなく便利な環境が揃っていたことを実感しました。
学部1年 中野 洸平
私がこのWaikato Pathways Collegeに3週間の短期留学をして分かったことは二つあります。
一つ目は英語でのコミュニケーションに必要なことです。英語でのコミュニケーションには相手の言っていることをちゃんと聞いて理解すること、自分の言いたいことをはっきりと伝えることです。とても単純なことですがこれが一番大切だと実感しました。それを実現するために必要なのは単純なもので良いのでしっかりと文法を理解することとボキャブラリーの充実が必要になります。聞き取れなかった時はもう一度聞き直せばだんだん分かってきます。しかし、文法や単語がそもそもわからない時はどうにもなりません。私はボキャブラリーが比較的少なく、何度も聞き直してしまいました。
二つ目は日本語の表現で考えるのではなく英語の表現で考えることの大切さです。日本人はよく会話の中に「たぶん」や「おそらく」と言う言葉を入れたがると思い、それは英単語でいうと「Maybe」にあたります。日本人は曖昧な表現をよく使いますが英語圏に人々はそれを好みません。私は「Maybe」を多用していたら、はっきりしない表現なので多用は避けるように言われました。このようなことは日本語から英語に変換するから起こるのです。しっかりと英語を聞き、英語で考えるのが大切だと実感しました。
学部1年 松岡 晃孝
僕は今回ニュージランドのワイカト大学というところに3週間短期留学に行ってきました。僕は今までで一度も留学というものを経験したことがありませんでした。このプログラムも最初はあまり気が乗らなく、参加しようかどうか迷っていました。しかし、家族の勧めや、大学主催の前年度留学にいった人達のプレゼンを聞いて行ってみたいと考えるようになりました。実際、ニュージーランドに行ってみて行って良かったと思っています。留学先では色々なことを体験することができました。例えば、文化の違い、英語だけの日常、ニュージーランドならではの物を食べたり見たり等。とくに鹿の肉はニュージーランドにいって初めて食べました。脂肪分が少なくてヘルシーであり向こうでは割とポピューラーだそうです。なかなか美味しかったです。また、ロトルアというところに観光に行った時、ニュージーランドの先住民マオリによるショーを見物することができマオリの文化が少し体験できた気がしました。平日の授業では僕がまだ知らない日常にある単語を知ることができるような授業内容でありとても楽しく有意義な時間でした。また、選択クラスでは午前の授業とは方向が異なった全く別の授業であり少し難しかったですが勉強になりました。
僕はこの留学で有意義な時間を過ごすことができました。やはり行ってみないとわからないこともあるんだと改めて感じさせられました。僕は大きな失敗をしました。来年度以降に行く人に失敗して欲しくないので書きます。JCBのクレジットカードは不便でした(ほとんど使えなかった)。持っていくのだったらVISAかmastercardをお勧めします。
学部1年 高萩 大河
私が今回の語学留学で学んだことは、主に文化的な違いと日本との授業の違いです。文化的な違いについて私が一番感じたことは、外国人がとてもフレンドリーだということです。学校の先生や、お店の店員、年上の生徒など、日本では多少気を遣うような人でも、留学先では友達のように気軽に話しかけてくれるので、会話がとても楽しかったです。友達もたくさん増えました。日本に帰ってからも会話をとても楽しむようになって、かなり友好的になりました。
次に授業についてですが、約16人の少人数クラスで、先生が一人一人に必ず発言の機会を与えてくださるので、発言する勇気が身につきました。日本人は発言が苦手なので、これはとてもいい経験だと思います。また、ペアワークの時間がとても多く、そこで授業で習ったことを用いて会話するので、授業で習ったことがすぐに身につきました。さらに、ライティングの学習の時も先生が一人一人の文法などを細かく見てくれて、間違った箇所をわかりやすく教えてくれたので、文章を作る力がかなり身につきました。この三週間を通して、確かな英語力が身についたと感じられます。