浅井 和人

浅井 和人 ASAI Kazuto

上級准教授

所属
コンピュータ理工学科/コンピュータ?サイエンス部門
職位
上級准教授
E-Mail
k-asai@u-aizu.ac.jp
Webサイト
www.u-aizu.ac.jp/~k-asai

教育

担当科目 - 大学
担当科目 - 大学院

研究

研究分野
情報学基礎論
計算科学
表現論に纏わる組合せ論的現象。代数的組合せ論。特にYoung図形、tableauxに関連する領域。 多変数解析関数の合成がみたす代数的偏微分方程式系。グラフとパッキング問題。
略歴
現在の研究課題
一般化されたチェビシェフ関数。グラフとパッキング問題。
研究内容キーワード
所属学会

主な研究

多変数関数の解析的重ね合わせと偏微分方程式系

多変数関数の解析的重ね合わせについて興味を持って研究を行っている。この問題の起源は古く、また素朴であり、多変数の関数を2変数や少ない変数の関数のみを用いて表示できないかというものである。

この種の問題の有名な定式化としてはヒルベルトの第13問題があるが、そこでは、2変数連続関数を用いた重ね合わせが問題となっていて、それはKolmogorov、Arnol’dによって解決されている。これによれば、任意の多変数関数は、2変数連続関数の特定の型の重ね合わせで表示できるということである。

しかし、解析関数や代数関数、滑らかな関数等を用いた重ね合わせについては、そのような単純な結論は得られず、多くが謎のままである。本研究では、解析的あるいはある程度滑らかな重ね合わせについて調べている。そしてある特定の型の重ね合わせについては、そのように表せるための必要十分条件が具体的な(代数的)偏微分方程式系で表示できることがわかってきた。より一般的な場合について、対応する方程式系の特徴づけを行う。

この研究を見る

主な著書?論文

1.Kazuto Asai,Kodai Mathematical Journal,1,31--35,Taylor expansion of implicit functions defined by linear equations of variables,24,2001,2.Kazuto Asai,Izvestiya Rossiiskoi Akademii Nauk. Seriya Matematicheskaya,,1,31 -- 48,Homogeneous partial differential equations for superpositions of indeterminate functions of several variables,73,2009,3.Kazuto Asai,Izvestiya Rossiiskoi Akademii Nauk. Seriya Matematicheskaya,
Russian Academy of Sciences, Steklov Mathematical Institute

Izvestiya: Mathematics (English translation), London Mathematical Society,,1,31--48; 31--46 (English translation),Homogeneous partial differential equations for superpositions of indeterminate functions of several variables ,73,2009,4.Kazuto Asai,Kyushu Journal of Mathematics ,9,2,307–-313,The group generated by the gamma functions $\Gamma(ax+1)$, and its subgroup of the elements converging to constants,68,2014