ファヨール ピエール アラン

ファヨール ピエール アラン FAYOLLE Pierre-Alain

准教授

所属
コンピュータ理工学科/情報システム学部門
職位
准教授
E-Mail
fayolle@u-aizu.ac.jp
Webサイト
http://www.u-aizu.ac.jp/~fayolle

教育

担当科目 - 大学
C++ programming, Java II programming, Computer Graphics
担当科目 - 大学院

研究

研究分野
ソフトウェア
Shape modeling and applications; Computational finance; Software engineering
略歴
2002: MSc in Computer Science, ENSEIRB, Bordeaux, France. 2006: PhD in Computer Science Engineering, University of Aizu, Aizu-Wakamatsu, Japan. 2006 - 2009: Associate, Morgan Stanley. 2009 - : Associate Professor, University of Aizu.
現在の研究課題
Shape modeling and applications
研究内容キーワード
Shape modeling,Solid modeling,Volumetric modeling,Shape analysis
所属学会

パーソナルデータ

その他
A buffer overflow study, attacks & defenses, (with V. Glaume). 2001.

主な研究

陰関数による形状モデリング

〇我々の研究は、陰関数を用いて形状作成やシミュレーションを行うことです。F(X,Y,Z)=0となっている関数を陰関数と呼びます。以下に、具体的な形状作成方法を説明したいと思います。

    |TAB|
  1. 点データから陰関数を生成
    |TAB|X線CTと光学式スキャナーからスキャンしたデータは点データです。点データはノイズや欠損があるため、点データを加工しなければ、美しい形状やシュミレーションに耐えられる高精度の形状を作ることができません。
  2. |TAB|
  3. 陰関数から形状を生成
    |TAB|そこで、点データから曲線や曲面を陰関数として定義し、陰関数から高精度の形状を生成します。
  4. |TAB|
  5. CSGによる多媒体形状を生成
    |TAB|CSG(Constructive Solid Geometry)は、円柱や長方体などの形状を組み合わせることができるモデリング技法です。いくつかの形状を表す多陰関数を作り、CSGで形状を組み合わせ、多媒体部品の形状を作成することができます。

この研究を見る

形状モデリング

形状モデリングの代表的な応用先には,CAD(コンピュータ支援設計),建築,設計とラピッドプロトタイピング,機械工学や医療画像処理が含まれます. そして形状モデリングから派生する通常の技法や操作として,スキャナから取得したデータから情報獲得,形状表現間の変換,創作とモデリング,形状変形,形状修復,最適化,アニメーションなどが挙げられます. 研究対象となる形状は一般的に2次元や3次元はもとより,それに付随する時間変化や対象物体に内在する属性値などの,付加的な次元を含めることができます. 形状モデリングは,数学的な手段に関する研究,形状を記述するためのデータ構造やアルゴリズム,さらには形状に適用される操作群などを扱う学問と位置付けられます.

この研究を見る

3D漢字

3D漢字は現在使われている2次元の文字を拡張した次世代の立体記号です。独自開発の技術で文字を立体化することで、もとの文字の特徴を残しつつ、複雑かつ意外性のある形状を生成します。この技術によって創られる形状は、文字のもつ"意味"や"知識"を直感的に印象づけることができます。さらに、2次元の文字よりも多くの情報を持たせることができます。この研究では、3D漢字の自動生成技術、認識技術、製造技術などその現実的活用に必要な開発を行っています。

この研究を見る

主な著書?論文

Some recent works:
- Signed Lp-distance fields, (with Alexander Belyaev and Alexander Pasko), Computer-Aided Design, 45(2), 523-528. 2013.
- Segmentation of discrete point clouds using an extensible set of templates, (with Alexander Pasko), The Visual Computer, 29(5), 449-465. 2013.
- Optimized surface discretization of functionally defined multi-material objects, (with Alexander Pasko), Advances in Engineering Software, 45(1), 301-312. 2012.
- Procedural Function-based Modeling of Volumetric Microstructures, (with Alexander Pasko, Oleg Fryazinov, Turlif Vilbrandt, and Valery Adzhiev), Graphical Models, 73(5), 165-181. 2011.