仮想化でグリーンコンピューティング ~仮想化技術によるサーバーの統合~
概要
〇一つの企業、団体、もしくは事業所単位で複数のサーバーを運用していることは珍しいことではなくなってきました。一台のマシンに統合できればよいのですが、セキュリティやソフトウェアのバージョンの関係で不可能な場合が多々見られます。また各マシンの処理能力からすれば負荷は決して高いものではない、というケースがほとんどです。
〇パソコンと違い、サーバーは24時間稼動が基本であるため、たとえ負荷が低く処理能力をもてあましている状態でも電源をオンにし、電力を消費しています。仮想化によりこれらのサーバーを一台のマシンに統合することで、ハードウェアへの投資のみならず、電力消費の削減も可能になります。マシン本体の消費電力に加え、動作環境維持のための空調のコストをも抑える効果があります。